クラウドを介して、エアコンと加湿空気清浄機は相互に連携します。発表日の時点で、連携に対応しているのは、エアコンXシリーズの9機種と、加湿空気清浄機「KI-HP100」「KI-HX75」「KI-HS70」「KI-HS50」の3機種のみ。
連携するには、エアコンと加湿空気清浄機を同じ部屋に設置し、アプリ上でも、エアコンと加湿空気清浄機が同じ部屋にあるという設定を施す必要があります。一例として、加湿空気清浄機には照度センサーがついており、部屋が暗くなったことを認識すると、クラウド経由でそれがエアコンに伝わり、エアコンの運転モードがおやすみ運転に自動で切り替わります。このほか、エアコンが暖房運転を行うと、加湿空気清浄機が自動で部屋の加湿を行います。
COCORO AIRは音声アシスタントAmazon Alexaに対応しており、Amazon Echoシリーズのスマートスピーカーを使って、エアコンや加湿空気清浄機を操作するデモが行われました。「Alexa、ココロエアーを使って部屋を加湿して」と話しかけると、加湿空気洗浄機が「頑張ります!」と健気に答えてくれます。エアコンに「Alexa、ココロエアーを使ってエアコンの設定温度を3度下げて」とお願いすると、「……」と無言で設定温度を下げてくれました。照れ屋さんですね。
今後、さらに対象機器や連携可能なサービスを追加していきます。現在はAmazon Alexaだけですが、Googleの音声アシスタント「Google Assistant」との連携も検討しているそうです。
冬場は、エアコンをつけると湿度が下がります。湿度は目には見えないので、気づいたときにはもう肌がかさかさになっていたり、喉がカラカラになっていたりします。エアコンと加湿空気清浄機が連携してくれれば、肌の乾燥や喉の渇きが気にならなくなりそうです。