4Kホームシアタープロジェクターも
4Kホームシアタープロジェクターの新製品も展示とデモンストレーションを行っていた。今年(2017年)は4Kネイティブ解像度が高いSXRDパネルに、画質や寿命、高速起動性能にも優れる「レーザー光源」を乗せた「VPL-VW760ES」を披露。こちらは、欧州でで11月から14,999ユーロ前後で発売を予定する。4,999ユーロで9月に発売予定のより安価なモデル「VPL-VW260ES」もラインナップされた。
サイバーショットの変化球「RX0」
そして、スマートスピーカー「LF-S50G」と同じくらい来場者を惹きつけていたのが、手のひらサイズのデジタルカメラ"サイバーショット"「DSC-RX0」だった。カメラはドイツでとても人気が高いデバイスのひとつで、ブースのタッチ&トライコーナーは常時人だかりができるような盛況ぶりだった。
片手持ちのコンパクトサイズを実現したRX0は、10m防水や2.0mの落下耐久性、200kgftの耐荷重を実現したタフネス設計。1.0型のExmor RS CMOSセンサーや、「ZEISS Tessar T* 24mm F値4.0」の単焦点レンズを搭載し、画像エンジン「BIONZ」により動画/静止画を高品位で処理する。また、スマホやタブレットからカメラを操作できるアプリ「PlayMemories Mobile」にも対応している。
ヨーロッパでの出荷開始は10月を予定しているが、予定価格は驚愕の849ユーロ。アクションカメラとは一線を画す高画質をアピールするためか、サイバーショットRXシリーズのファミリーに加わる本機。その矜持が、強気の値段設定からも感じられる。
プレスカンファレンスの壇上で、ソニー・ヨーロッパの粂川社長は「欧州でも高付加価値の製品に注力してきたことで、ソニーはコンシューマーエレクトロニクスの各事業を好転させてきた。今年はお客様の感性に訴えかけて、WOW! と驚きの声をあげていただけるような革新的な製品を揃えられた」と胸を張った。確かに今年のソニーブースは、ソニーの自信が伝わってくるようなインパクトのある製品ぞろいだったと言えそうだ。