ワイドアパチャーは常時ONで使っていい機能

続いて、ぜひ活用したいのは「ワイドアパチャー」だ。これはもう普段の撮影からONにして利用することを強く推奨したい。

ワイドアパチャー撮影すると、撮影後の画像でフォーカスを好きな場所に変更したり、ボケ味の強弱を調整したりできる。普段からカメラを趣味にしているような人でないと、咄嗟のシャッターチャンスにフォーカスまで意識するのはなかなか難しい。

それこそ、運動会など被写体が入り乱れる場所で、息子を撮影したつもりが手前の別の子供にフォーカスが合ってしまった! なんてミスもワイドアパチャーを利用すれば、気にすることはないのだ。また、ワイドアパチャーで撮影した写真は、撮影後に被写体の背景だけペンシル調にしたり、モノクロやコミック風に加工することも可能だ。

フォーカスを手前のフクロウに合わせ、ワイドアパチャー撮影したところ

ワイドアパチャー撮影すると、撮影後の画像でフォーカスを任意の場所に変更できる。絞り具合(被写界深度)もスライダーで細かく調整可能だ

奥のフクロウにフォーカスが移った