P10シリーズ最上位機に相応しい基本性能
ハイエンドと呼ぶに相応しい基本性能と、世界のライカと共同開発したカメラ性能が魅力のHUAWEIのSIMフリーフマートフォン「HUAWEI P10 Plus(以下、P10 Plus)」のレビューをお届けする。
P10 Plusは、P10シリーズの最上位モデルで、ラインナップ中最大の5.5インチディスプレイを搭載する。ほかに、5.1インチで基本性能はP10 Plusと同等の「HUAWEI P10」、5.2インチでエントリーモデルの「HUAWEI P10 lite」があり、3機種とも6月9日から販売中だ。
CPUには、独自開発のHUAWEI Kirin 960 オクタコア Cortex A73(2.4GHz)×4コア + Cortex A53(1.8GHz)×4コアを採用。内蔵メモリ4GB、ストレージ64GB、画面は5.5インチで、解像度は2,560×1,440ドット、バッテリー容量は3,750mAhとなる。本体のサイズはW153.5×D74.2×H6.98mm、重量はスペック上は約165gだが、計測したところ168gだった。付属のクリアケースを付けた場合は184.5gとなった。
OSはAndroid 7.0(開発コードネーム:Nougat)を搭載。独自開発のUIである「Emotion UI(EMUI)」の最新バージョン5.1(VKY-L29C635B152)も併せて搭載する。EMUIでは、メモリー管理の最適化によって、よく利用するアプリの起動を高速化するといった機能を提供する。
流行色を採用したアカ抜けたボディカラー
最近のスマートフォンは高級感の演出のためか、化粧箱にも凝るものが増えているが、P10 Plusは観音開きの白いハードケースに梱包されている。充電用のアダプターやイヤホン、クリアケース、取扱説明書や保証書など一通りそろっているが、貸出機のためか取扱説明書は日本語のページのないものだった。
本体の外観は、2017年の流行色とされるグリーナリーと白をベースにした少々メタリックなデザイン。明るくて少し目立つが、落ち着いた色でもあるので悪目立ちはしない。男性でも女性でも、年齢に関わらず持てるだろう。
カラーバリエーションはこのほか、ダズリングゴールドもラインナップ。グリーナリーとダズリングゴールドは表面処理に違いがあり、グリーナリーはサラッとした手触りになるサンドブラスト処理が施されている。
手に持つと大きさは意識してしまう。シャツの胸ポケットなどには問題なく収まるし、しばらく使うと慣れるのだが、他の5.0インチ未満の端末を持って戻ると、やはり大きいと感じる。もっともこの辺りは、人によって感覚が変わるところだろう。