ベンチマーク中のP10 Plusは予想していたほど発熱せず、処理の重たい作業でも熱暴走の心配は低そうだと感じた。処理性能を体感するため、実際に幾つかのゲームをプレイしてみた。

2D RPGの「GranblueFantasy」は快適そのもの。動作が引っかかることはまったくなく、本体の熱もほんのり温かくなる程度で、気にしなければ気付かなかったかもしれない。

3Dアクションの「崩壊3rd」は本体が少し熱を持ったものの、1時間くらいプレイしても一定以上は熱くならず、動作のもたつきもまったくなかった。バッテリーが続く限りプレイできそうな印象だ。

3D MMORPGの「アヴァベルオンライン」は他のプレイヤーと同じフィールドを共有する、いわゆるMMORPGで通信負荷も高い。Wi-Fi接続環境で、視界に20人近くいる街の中やモンスターとプレイヤーが混在するフィールドに出ても一切もたつかなかった。こちらも、バッテリーが続く限り快適にプレイできそうである。

ゲームに関しては、キビキビした動作はもちろん、画面の美しさも目を見張るものがある。スマートフォンでも一昔前のパソコンと変わらぬ描画力でゲーム画面が映し出せることには驚きを禁じえない。ゲームによっては負荷を低減するモードも備えているので、今後より負荷の高いゲームをプレイしたくなっても、ストレスが溜まって仕方がないという事態には当分ならないと見てよいだろう。