ファーウェイ・ジャパンから発売されているAndroidスマートフォン「HUAWEI nova」は、スタイリッシュでコンパクトなメタルボディに、高い処理能力のオクタコアCPUや大容量バッテリ、高性能カメラなどを詰め込んだミドルレンジのモデル。最近注目が高まっているDSDS (デュアルSIM・デュアルスタンバイ) にも対応している。今回は、SIMフリースマホ「HUAWEI nova」の特徴的な機能や使い勝手をチェックしていきたい。

HUAWEI nova

コンパクトなボディは持ちやすく、快適な操作が可能

HUAWEI novaは、5.0インチのフルHD液晶を採用しており、幅が約69.1mm、奥行が約7.1mmとコンパクトなサイズに収まっている。質感の良いメタルボディは美しい曲線を描くようにデザインされており、実際に持ってみるとかなりしっくりと手になじむ。気持ちのいいホールド感で、ポケットからスッと取り出して画面を確認するのが楽しくなってくる。

片手でしっかり持てる絶妙なサイズ

曲線でデザインされており持ちやすい

背面に3D指紋センサーを搭載しており、生体認証でロック解除が行えるようになっている。インタフェースは、今後一般的になるであろうUSB Type-Cを採用している。ケーブルの向きを考えずにコネクタを挿せるのは、地味ながらストレスを感じさせないのでポイントが高い。

ケーブルの向きを問わないUSB Type-Cインタフェースを採用

HUAWEI novaはミドルレンジに位置づけられているモデルだが、基本的なスペックはかなり高い。CPUにはQualcommのSnapdragon 625 (オクタコア、2.0GHz) を採用し、内蔵メモリ3GB、ストレージ32GBを搭載する。ちなみに、同じくファーウェイ・ジャパンのミドルレンジ製品である「HUAWEI nova lite」もほとんど同じような基本性能となっているが、HUAWEI nova liteではCPUにHuawei Kirin655を採用しており、ここが大きな違いとなっている (HUAWEI novaのほうが上位モデルとなる)。

少し前までは、上位モデルのHUAWEI novaがAndroid 6.0で、下位モデルのHUAWEI nova liteがAndroid 7.0を採用しているという違いがあったが、4月20日よりHUAWEI novaもAndroid 7.0へのアップデートが開始された。今回試用した端末もAndroid 6.0だったが、スムーズにAndroid 7.0へ更新することができた。

システム更新で「クイック更新」をタップ

スムーズにAndroid 7.0にアップデートできた

Android 7.0にアップデートできたので、特徴的な機能「画面分割モード」を試してみた。タスクキーをタップして使用中のアプリのサムネールを画面上部にドラッグすることで、2つのアプリを上下に分割して表示できる。5.0インチのHUAWEI novaでは画面が小さくて、あまり使い勝手がよくないかと思っていたのだが、意外と快適に2つのアプリを使い分けることができた。使い方によってはかなり便利な機能となりそうだ。

タスクキーをタップしてサムネイルを上部にドラッグ

画面が分割されたら下のサムネイルからアプリをタップ

2つのアプリが1つの画面に分割表示された