端末ラインナップを拡充

次は、ユーザーに寄り添う安心戦略について。同社では、mineoで利用できる端末ラインナップの拡充をはかる。まずはDプラン(ドコモプラン)において「HUAWEI nova lite」(ファーウェイ製)を提供。価格は、一括払いの場合で19,800円、分割払い(24回)の場合で月額825円となっている。

端末ラインナップに「HUAWEI nova lite」を追加。カラーはブラック、ゴールド、ホワイトの3色で展開。さらに3機種を追加する

子どもの安心、安全を提供

またAndroidアプリ11個がセットになった子ども向けの「ジュニアパック」を月額200円で提供。アプリには、フィルタリング機能が入った「スマモリ」、ウイルス対策「スマートフォンセキュリティ」、ジーニアス英和・和英・国語辞書などを含む。上田氏は「中学生、高校生などの安全なスマホデビューを助けるための取り組み。フィルタリングのほか、居場所確認、使用時間の管理まで行える」とアピールした。

子どもの安心、安全、便利を提供するAndroidアプリ11個がセットになった「ジュニアパック」を月額200円で提供する

mineoショップでは初期設定に対応

このほか、mineoショップでのサポートも充実させていく。渋谷、大阪、神戸の3店では初期設定サポートを提供。SIMカードの差し替え、ネットワーク設定、メール設定なら無料(持ち込み端末の場合は1,000円/台)で行うほか、電話帳データ移行、写真データ移行などのサービスにも対応する。また、全国の105店舗で、SIMの即日渡しを可能にする。

mineoショップでのサポート内容を充実させる。渋谷、大阪、神戸の3店では初期設定サポートを提供。誰でも気軽にmineoのサービスを開始できるようになる

大容量プラン、使い切れるの?

発表会後、上田氏が質疑応答、囲み取材に対応した。

mineoでは、データ通信の混み合う昼の時間帯に、思うような通信速度が出ないことがある。それを念頭に、大容量プランを契約しても使い切れるのか、という質問があがった。

上田氏は「10GBコースを契約したお客さまが、いつ頃使っているかを調べた。すると、あまり昼には使ってはおらず、(通信速度の速い)夜間に使っている人が多かった。したがって今回の大容量プランも、使い切れないということはないと考えている」と回答。

また、6月から新たに長期利用特典が提供される。これについて、利用者のつなぎとめが必要になってきたということか、との質問に上田氏は「最近の傾向として、他社MVNO、または大手キャリアのサブブランドから移ってくる方が増えた。サービスを渡り歩く方たちにも、最終的にmineoを選んでもらいたい。長い目で見て、使い続けてもらえるサービスの必要性を感じた」と説明している。