NTTドコモは24日、2017年夏の新商品として、スマートフォン8機種、タブレット1機種の計9機種を発表した。5月下旬から順次発売する。

2017年夏モデルでは、HDR動画が再生できる機種が登場した。HDRとは、High Dynamic Range(ハイダイナミックレンジ)の略で、映像を肉眼で見るように色鮮やかに対応コンテンツを再現できる技術のこと。

「Xperia XZ Premium」「Galaxy S8+」「Galaxy S8」「AQUOS R」の4端末で対応しているが、なかでもXperia XZ Premiumは4K HDRに対応。定額制の動画配信サービス「dTV」では、Xperia XZ Premium向けに、4K HDR対応の映画5タイトルを追加料金なしで期間限定配信するキャンペーンも実施する。

また、通信高速化技術の256QAMや、従来から最適化された4x4 MIMOに対応した端末を投入。4x4 MIMOは、データの送信側と受信側それぞれに4本のアンテナを搭載し、複数のデータを同時に送受信することで通信速度の向上を図る技術。この夏モデルでは、伝送時の制御信号を減らすことで、一度に送れるデータ量を増やした。対応端末は「Xperia XZ Premium」「Galaxy S8+」「AQUOS R」の3機種で、いずれも下り最大788Mbpsの高速通信に対応する。

機能面では、画面をタップせず、電話の基本操作を本体のジェスチャだけで行う「スグ電」をアップデート。従来機能に加え、会話中の「じゃあね」や「バイバイ」といった特定の音声を検知し、自動で電話を切る機能を搭載した。このほか、新プラン「docomo with」や新サービス「dエンジョイパス」「dジョブ」、家庭向けコミュニケーションデバイス「petoco」など、24日付で多数の発表を行っている。

2017年夏モデル9機種の端末画像と発売時期は以下の通り。

スマートフォン

  • Xperia XZ Premium SO-04J(2017年6月下旬)
【関連記事】ドコモ、4K HDRディスプレイ搭載の「Xperia XZ Premium」 - 4万円台半ば

Xperia XZ Premium SO-04J(クリックで拡大)

  • Xperia XZs SO-03J(2017年5月下旬)

Xperia XZs SO-03J(クリックで拡大)

  • Galaxy S8+ SC-03J(2017年6月上旬)
【関連記事】ドコモ、全画面有機ELディスプレイ搭載の「Galaxy S8/S8+」を6月上旬に発売

Galaxy S8+ SC-03J(クリックで拡大)

  • Galaxy S8 SC-02J(2017年6月上旬)

Galaxy S8 SC-02J(クリックで拡大)

  • AQUOS R SH-03J(2017年7月)
【関連記事】ドコモ、ハイスピードIGZO搭載のフラッグシップ機「AQUOS R」を7月発売

AQUOS R SH-03J(クリックで拡大)

  • Galaxy Feel SC-04J(2017年6月中旬~下旬)
【関連記事】小型ボディに大容量バッテリ搭載、ドコモ限定モデルの「Galaxy Feel」

Galaxy Feel SC-04J(クリックで拡大)

  • arrows Be F-05J(2017年6月上旬)
【関連記事】ドコモ、頑丈なボディにすべてを詰め込んだお手頃スマホ「arrows Be」

arrows Be F-05J(クリックで拡大)

  • Disney Mobile on docomo DM-01J(2017年7月)
【関連記事】ドコモ、「Disney Mobile」にドナルド&デイジーデザインの新色追加

Disney Mobile on docomo DM-01J(クリックで拡大)

タブレット

  • dtab Compact d-01J(2017年5月下旬)
【関連記事】8.4型タブレット「dtab Compact」がドコモ初のeSIMに対応

dtab Compact d-01J(クリックで拡大)