バッテリー周りでは、ユーザーの利用状況を学習し、充電速度をコントロールしてバッテリの寿命を延ばせるという「いたわり充電」が進化。いたわり充電は、バッテリーに対するダメージを最少限にする機能。たとえば毎日0時に寝て7時に起きる人の場合、7時に満充電になるように充電速度をコントロールすることで、バッテリへのダメージが大きい過充電を防ぐ。
今までは学習によって充電時間を制御していたが、新たに設定されたアラーム機能と連動するようになった。普段は7時に起きるが、アラームが6時にセットされていたら6時に満充電になるようにする、といった具合に、普段とは異なる状態でもちゃんと満充電になるようになっている。
頻繁に機種変更するような人にはあまり関係ないが、長期間利用する場合、バッテリーのへたりが抑えられるので効果があるだろう。ただ、1週間ほどの試用期間では実際に生活サイクルをどう学習するかまでは確認できなかった。
Xperia XZsは、名称としてはXperia XZのマイナーバージョンアップにも見える。実際、デザインや機能にそれほど大きな違いはないが、カメラ機能では意欲的な機能を搭載しており、しかも楽しいカメラ機能に仕上がっている。
現在はソフトバンク版のみの発表だが、例年通りであればNTTドコモやKDDIもXperia XZsを投入するとみられ、どのキャリアでも選択できるのもメリットだろう。4Kディスプレイを採用した大画面の上位モデル「Xperia XZ Premium」の登場にも期待されるところだ。