さてBeatsX発売から週が明けた月曜日、サンフランシスコから東京へ出張で飛行機に乗ることになった。そこで、飛行機の中で普段愛用しているワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホンParrot Zik3やAirPodsではなく、BeatsXでフライトを過ごしてみることにした。

イヤーチップが複数サイズ付属する

BeatsXにはノイズキャンセリング機能は搭載されていないが、カナル型のイヤーチップは飛行機の機内の騒音を低減してくれる。これはAirPodsに比べると、だいぶ快適な環境を手に入れることができる。長時間のフライトなどでの使用の際は、少し小さめのイヤーチップを使用した方が心地よく使える。BeatsXにはイヤーチップが複数サイズ付属しているため、こうした調節にも対応する。

BeatsXは前述の通り、ネックストラップがついている。これは音楽を聴いているときも、聞いていないときも首に掛かっている状態だ。例えば音楽を聴きながら寝始めたとしよう、AirPodsの場合、寝ている状態で外してしまうとどこかへなくしてしまう危険性が高いが、BeatsXの場合はネックストラップで首にぶら下がる状態となり、なくす心配はない。。乗務員さんが近くに来たときも、耳から外して垂らしておけば、相手の声をすぐに聞き取れる状態になる。ネックストラップによる扱いの気軽さは、AirPodsのそれより優れていると感じた。

BeatsXの連続再生時間は8時間。サンフランシスコ・羽田間のフライトは9時間だったが、不使用の離着陸の時間を除いて、バッテリーが切れることはなかった。

今回筆者は空港までUberを利用し、ドライバーのルクセンブルグから来た移民と話し込んでしまったが、空港まで1時間~2時間かけて移動する際にBeatsXを使っていた場合、当然その分のバッテリーを消費した状態で飛行機に乗ることになる。

しかしFast Fuel機能があるため、5分の充電時間で2時間の再生時間を確保できる。離陸の際、シート備え付けのUSBポートからBeatsXを充電しておけば、搭乗機を降りるまで十分のバッテリーを確保できる。