この連載では、ガジェット愛にあふれたライター・ジャイアン鈴木氏が足の向くまま気の向くままに、琴線に触れたガジェットをレビューしていきます。

超面倒くさがりなジャイアン鈴木です。PCどころかできればスマホもポケットから取りだしたくないほどです。そんなワタシにピッタリな製品がワイヤレスイヤホン「APlay」。「ヒアラブル」と名づけられた、スマホの通知を音声で再生するイヤホン型のウェアラブルデバイスです。

Nain「APlay NA1L」実売価格6,480円(AmazonのNain Shop価格)

連続再生は約6時間、aptXにも対応

APlayには、上位版の「APlay NA1」(実売価格10,800円)と普及版の「APlay NA1L」の2モデルがリリースされており、前者にはブラックとホワイトの2色が用意されています。機能的な違いはありませんが、NA1の連続音楽再生時間は約8時間、NA1Lは約6時間となっています。ドライバーユニットの違いなどによって音質が異なる可能性もありますが、どちらも音声コーデックは標準的なSBCに加えて高音質なaptXに対応しています。

NA1Lはホワイトモデルのみ。パッケージにはイヤホン本体、イヤピース×3、落下防止用イヤーウイング、マイクロUSBケーブル、マニュアルが同梱されています

左にのみ落下防止用イヤーウイングを装着してみました。ジョギングなどのスポーツをする際には落下防止用イヤーウイングを取り付けたほうがいいでしょう。なおNA1Lは生活防水対応です

リモコン側面にマイクロUSB端子を挿して充電します。なお充電を開始すると電源は自動的にオフになります

Androidの通知機能と連携

さて、APlay最大の売りは音声アシスタントによる通知機能です。インストールした専用アプリからペアリングすれば、Android OSの通知機能と連携し、Androidスマートフォンに表示されるすべての通知が音声で読み上げられます。なお、APlayはBluetoothイヤホンとしてはiPhoneでも使えますが、音声アシスタントによる通知機能や、後述する音声認識による返信機能は利用できません。

各種設定を行なう専用アプリ「APlay」は、Android 5.0以降のスマートフォンに対応しています

アプリ起動後に、APlay本体のリモコンの「○」ボタンを7秒間長押しするとペアリングモードに移行します

ペアリング開始後、アプリの画面がまったく変わらなかったのですが、リモコンの「○」ボタンをワンプッシュしたら画面が遷移しました