日本HPは1月16日、ビジネス向けの小型デスクトップPC「HP Elite Slice」を発表した。ペースPCに「積み木」を重ねるように、オプションモジュールを追加できる。2月中旬から出荷を開始し、構成によって3種類の基本モデルを用意、価格は148,000円前後から(以下、すべて税別)。直販サイト「HP Directplus」では2月中旬から販売される。

HP Elite Slice

ベースPCとモジュール類

ペースPCの本体サイズは、約W165×D165×H35.5mm、重量は約1.05kg。搭載CPUはモデルによって異なるが、共通の仕様として、OSがWindows 10 Pro 64bit版、メモリがDDR4-2133 8GB(最大32GB)、グラフィックスがIntel HD Graphics 530(CPU内蔵)、有線LAN、無線LAN、HDMI、DisplayPortなど。指紋認証リーダーや、HP Sure StartによるBIOS自動復旧といったセキュリティ機能を備える。

Elite Slice

当初、モジュールは3種類

基本となる3モデルの概要は以下の通り。

HP Elite Slice コラボレーションモデル

HP Elite Slice コラボレーションモデル

ベースPCにコラボレーションカバーを組み合わせたモデル。天面のボタンを使ってワンタッチでSkype for Businessとつながる。CPUはIntel Core i5-6500T、ストレージは500GB HDD、価格は148,000円。

HP Elite Slice ワイヤレスチャージングモデル

HP Elite Slice ワイヤレスチャージングモデル

ベースPCに「ワイヤレスチャージングカバー」を組み合わせたモデル。ワイヤレスチャージングカバーは、6インチまでの対応スマートフォンやモバイルデバイスをワイヤレス充電できる。CPUはIntel Core i5-6500T、ストレージは500GB HDD、価格は15万円前後。

HP Elite Slice オーディオモジュール付コラボレーションモデル

HP Elite Slice オーディオモジュール付コラボレーションモデル

ベースPCに、コラボレーションカバー、HP Elite Slice用オーディオモジュールを組み合わせたモデル。オーディオモジュールはBang & Olufsenのチューニングで、集音範囲が5mのデュアルマイクを搭載。HPノイズキャンセリング・ソフトウェアによって、Skype for Businessを使ったインターネット会議や、通話において効果を発揮する。CPUはIntel Core i7-6700T、ストレージは128GB SSD、価格は178,000円。

なお、トップカバーは交換できず、モジュールは蒸気の2種類に加えて、DVDマルチドライブを提供する「オプティカルディスクドライブモジュール」と、VESAマウントモジュールがある。HP Directplus価格は以下の通り。

  • HP Elite Slice用 オーディオモジュール : 15,000円
  • HP Elite Slice用 オプティカルディスクドライブモジュール : 15,000円
  • HP Elite Slice用 VESAマウントモジュール : 5,000円

本体の概要

カバー(天板)は2種類

モジュールの概要

モジュールは独自コネクタのワイヤレス構造