筆者は9月にAirPodsをレビューする機会があった。ふりかえると、ケースを活用したバッテリーライフの確保と、W1プロセッサによるスマートな連携、という2つのメリットがある。

筆者にとってBluetoothオーディオは初めてではなく、Beats Solo2 WirelessやParrot Zik 3など、頭にかけるヘッドホンタイプを愛用してきた。特に後者は、作業時の快適性や、飛行機などの移動時のノイズキャンセリング機能などを兼ね備え、かつバッテリーライフが比較的長いというのがチョイスの理由だった。

さまざまなテクノロジーを凝縮したAirPods

AirPodsは左右独立型で、Bluetoothイヤホンの中では標準的な5時間再生を実現している。しかしケースにもバッテリーが備わっており、使っていないときにしまっておけば充電され、トータルで24時間の再生が可能だ。

また、片耳ずつ利用する場合は、単純に倍の48時間利用できる。Lightinig端子で充電できるため、充電もさほど面倒には思わないが、小型でも十分長いバッテリーライフはAirPodsを選ぶ理由足りえよう。またW1プロセッサを搭載したことで、iCloudアカウントで自分のAirPodsとのペアリング情報を共有できるため、例えば、iPhone、iPad Pro、Macと3台のデバイスを使っている人も、1度のペアリングで切り替えながら利用できる。

切り替えはiOSであればコントロールセンターの再生パネルで、macOS Sierraであれば、メニューバーの音量アイコンをクリックすれば選択でき、本体を操作する必要がない点が便利だった。