らくらくホン F-02J 12月中旬発売

らくらくスマートフォン4 F-04J 3月発売

らくらくホン F-02J

らくらくスマートフォン4 F-04J

いわゆるシニア向けのらくらくホンシリーズも更新された。らくらくホンはガラホと同様のAndroidベースになり、VolTEに対応。らくらくスマートフォン4はGoogle Playに対応し、Google Mapなどをはじめとしたさまざまなアプリのインストールが可能になった。いずれも富士通製だ。

らくらくスマートフォンはiPhoneのTaptic Engineと同じく、タッチに対応してボタンがあるような感触を振動で返す「らくらくタッチパネル」を以前から搭載するなど、シニア向けというだけで軽視するにはもったいないほどよく作りこまれている。もう少し世間の評価が高くてもいいと思うのだが……。

キッズケータイ F-03J 2017年3月発売

キッズケータイ F-03J

通話先が限定される子供向けの音声通話端末。以前はファーウェイ製だったが富士通製になった。未だに3GのみでLTE非対応なのだが、今回の端末からドコモが推進するアプリとデバイスの連携プラットフォーム「Linking」に対応。

Linkingに対応した端末と周辺機器をリンクしておくと、例えば自宅の玄関にLinking対応の機器を置いておき、Linking対応のキッズケータイを持った子供が帰ってきたとき、反応して親のスマートフォンにメールを送る、といったことが可能になる。

Linking対応周辺機器として、ドコモはdocomo selectで「Tomoru」を販売する。前述したWi-Fi STATIONもLinkingに対応するため、Tomoruの代わりにこれを使ってもいい。キッズケータイを子供に持たせたいという人は、こちらも併用を検討してはいかがだろうか。

TomoruはLinkingに反応してLEDが点灯するタグのようなデバイス。価格は1台あたり2000円前後になりそうで、かなりお手軽に試せそうだ

今年はGalaxy Note 7がバッテリー爆発の恐れありということで急遽ラインナップから外れるといったハプニングもあったようだが、蓋を開けてみれば順当なラインナップの更新に加え、MONOという隠し玉もあり、かなり充実した新製品発表となった。

総務省をはじめとする官吏の介入もあり先行きが若干不透明な業界だが、ドコモとしてはこれまで通りやりつつも、やれること、主張できることは主張するという意思を感じるラインナップだった。個人的には、当面は3月スタートの500Mbps通信を楽しみにしておきたい。