高性能なCPUやストレージで抜群のパフォーマンス

今回試用したThinkPad X1 Yoga OLEDモデルは、CPUがIntel Core i7-6500U(2.5GHz / 最大3.1GHz)、グラフィックスがCPU内蔵のIntel HD Graphics 520、メモリが8GB(LPDDR3)、ストレージが256GBのSSD(PCIe NVMe)という構成だった。高品位で美しいディスプレイに見合うだけの性能はあるのだろうか?

そこで、いくつかのベンチマークを実行してパフォーマンスを測ってみることにした。まず、Windows 10のシステム評価ツール「WinSAT.exe」では、次のような結果になった。全体的に高いスコアだが、その中でも特にディスクの速さが際立っている。

WinSAT.exeの結果
プロセッサ 7.5
メモリ 7.9
グラフィックス 5.9
ディスク 9.05

続いてPCの総合的なパフォーマンスを見るPCMark 8 HOME ACCELERATEDでは、下図のようになった。

PCMark 8 HOME ACCELERATEDの結果

さらに「CINEBENCH R15」を試したところ、OpenGLが41.02fps、CPUが288cbとなった。いずれもUltrabookとしてはかなり高めの性能で、文書作成や写真編集、ブラウザゲームなどには十分すぎる性能を持っていることがわかる。

CINEBENCH R15の結果

次に「CrystalDiskMark」でストレージ性能を計測してみたところ図のようになった。NVMe対応のSSDだけあって、シーケンシャルリードで2,000MB/sを超えており、非常に高速だ。実際、OSの起動やアプリの立ち上がりなどがとても早く、何をするにも快適だった。

CrystalDiskMarkの結果。かなり高速な結果だ

さらに、3DMarkでは、DX12対応の高性能PC向け「Time Spy」が306、ハイエンドゲーミングPC向け「Fire Strike」が835、ミドルレンジPC向けの「SKY DIVER」が3593、普及帯PC向けの「Cloud Gate」が5559、モバイルデバイス向けの「Ice Storm Extreme」が38547、「Ice Storm」が48509という結果になった。

3DMarkの結果
Ice Storm 48509
Ice Storm Extreme 38547
Cloud Gate 3593
Sky Diver 5559
Fire Strike 835
Time Spy 306

このほか、ドラゴンクエストX ベンチマークソフトでは次の結果になった。

ドラゴンクエストX ベンチマークソフト スコア
グラフィックス設定 解像度 スコア 評価
低品質 1280x720 8207 とても快適
標準品質 1280x720 7078 とても快適
最高品質 1280x720 5902 快適
低品質 1920x1080 5216 快適
標準品質 1920x1080 4399 普通
最高品質 1920x1080 3401 普通

3DMark、ドラゴンクエストXともにCPU内蔵GPUとしてはなかなかのスコア。オンラインゲームなら標準画質でそこそこ快適にプレイできそうだ。