今年4月の熊本地震では、停電や伝送路の断絶によって最大で84局が停止。しかし、熊本・大分両県の全市町村役場では通信を確保。全国から1,000人以上の復旧要員を派遣し、衛星移動基地局車などを8カ所で配備、41局の中ゾーン基地局の利用、32局で移動電源車や発動発電機の運用といった対応により、18日夜には全避難所がエリア復旧、20日夜には地震前のエリアまで復旧できたという。

熊本地震での状況

具体的な取り組み

移動基地局車の配備状況

西日本オペレーションセンターが重要な役割を担う

オペレーションセンターは全国に2カ所。普段は東西をそれぞれ管轄しているが、災害時のバックアップ施設としても活用される

西日本オペレーションセンターの管轄エリア

4つの機能が集約される

西日本オペレーションセンター内部の様子

スクリーンには西日本の状況が表示され、天気や地震などの情報も確認できるようになっている。職員の上着は担当によって色分けされている