先日、iPhone SEのレビューの中で、SIMフリー端末を買った場合とキャリアで分割購入した場合との合計額を比較してみましたが、実はその後アップルがiPhone SEの本体価格を値下げしました。確かに割高感ありましたし、円高傾向も続いていますからね。ということで、改定後の価格でもう一度計算をしてみました。ついでに、前回は税抜・税込み価格が混在してしまっていたのですが、今回はすべて税込み価格に統一しました。すみません。

iPhone SE価格改定後のプランはどれがお得?

表に記載した数字は、下記の基準で計算したものです。

  • SIMフリー端末は、Apple Storeで一括購入
  • MVNOはIIJmioで試算。通信量3GB+音声通話プラン
  • キャリア各社は公式サイトの料金シミュレーションサービスで月の利用料が最も小さくなるよう算出(通信量2GBまたは3GB+音声通話フリープラン)
  • 家族割、学割、下取りなどの各種割引は含まれていません

iPhone SEを2年間使用した場合の金額シミュレーション。今回もざっくり計算ですのであくまでご参考まで、ということでご了承ください

かなり差が開いていますね。ただし、ご注意いただきたいのは先に書いたように各種割引きが含まれていないこと。ご家族で同じキャリアを使用中だったり、ご家族に学生さんがいらっしゃれば割引が使用できます。また、家庭のインターネット回線をセットにしたり、電力使用契約でも割引が適用されます。

例えばauで「auスマートバリュー」が適用されると、月の支払額が7,371円から6,362円になります。auスマートバリューは、家庭の固定回線を併せて契約することで携帯電話の使用料が割引になるというもの。どのみち家でもネットを使うなら、セットで考えるのもアリでしょう。他のキャリアでも同様のサービスが提供されています。

もう一つ注意したいのが、キャリアのプランは通話し放題であること(通話が従量制のプランもありますが、通信量プランが大容量しか選べないため今回はこちらを選択)。MVNOのプランには無料通話分は含まれていないので、通話すればその分料金に反映されます。

試算したIIJmioの場合、通話料は20円/30秒。1回かければ最低でも20円はかかることになります。なお、特定の番号を電話番号の頭につけてかけることで割引になる「みおふぉんダイアル」というサービスがあります。これを使えば10円/30秒と、多少手間ですが安く通話することが可能です。

一時は品薄状態だったiPhone SEですが、現在Apple Store実店舗では普通に入荷しているようです。キャリア各社で予約しているのになかなか品物が来ないという方は、Apple StoreまたはApple Store OnlineでSIMフリー端末を買ってしまうのもアリかも。一度プランを見直してみては?