Siriが検索候補を予測してSpotlightに表示?
iPhone内外の様々な検索に対応したSpotlightですが、今まで使ってきた人にとって驚きなのは、画面にアプリのアイコンや連絡先の相手が並んでいる段が表示されていることではないでしょうか。これはSiriの事前予測機能によるものです。
Spotlightは新機能としてアシスタントアプリSiriと連携しています。Siriといえば音声入力で様々な操作を行なってくれるアプリですが、iOS 9では事前予測機能が追加。ユーザーがよく使うアプリや連絡先を、場所や時間に応じて予測するのですが、Spotlightでは今バージョンからこのSiriの事前予測を表示するようになりました。
つまりSpotlight画面を出すと出てくる「SIRIの検索候補」という段は、Siriが予測した次にユーザーが使うであろうアプリや連絡先リストというわけです。また、右にスワイプした時にはニュース一覧が表示されますがこれもSiriが選んだユーザーが読みたいであろうニュースです。
よく使うアプリある場合やよく電話やメッセージなどでやりとりする相手がいる場合、iPhone内を探さなくてもスワイプで即表示させられるという点では便利ですが、人によっては不気味と思うかもしれません。評価が分かれそうな機能でしょう。
天気や試合結果、株価など知りたい情報も表示
また、Spotlight はiOS 9からiPhone内のアプリやデータ以外にも、一部情報の検索と表示にも対応しています。
たとえば天気予報。「天気」または「てんき」と入力すると現在地の天気が、「天気」に地名を加えて検索すると、その場所の天気が表示されます。天気予報は天気アプリでもあらかじめ登録した場所の予報が見られますが、Spotlightならその場や知りたい場所の天気と降水確率、最高・最低気温がサッとチェックできるメリットが。
また、チーム名を入力するだけで、サッカーや野球などの直近の試合結果や関連アプリなどが検索できます。そしてユニークなところとして株価もSpotlight上から検索可能。「株価」というワードと銘柄の社名を入れれば、株価アプリに基づいた現在の株価と高値・安値を表示。
これらの情報はあくまでもSpotlight中のコーナーで表示されるため、簡易的な情報のみでくわしい情報を知りたい人にとっては物足りない、と思うかも知れません。そんな場合、情報をタップすればニュースサイトや情報元のアプリが開き、くわしい情報が見られるようになっています。Spotlightで検索から結果をタップ、という手順はアプリやデータ検索だけでなく、情報の検索でも有効です。