ワークスタイルの変革にはWatson

宮内氏によれば、近い将来、人工知能(A.I.)により爆発的な生産性革命が起こるという。ソフトバンクでも、情報から学び、経験から成長するコグニティブ(認知する)・コンピューティングを得意とするIBM Watsonと協力した取り組みを進めている。2015年度内には、スマートフォンを通じてWatsonのコンテンツやアプリを提供していきたい考えだ。

人工知能による生産性革命。ソフトバンクではIBM Watsonと組み、コンテンツやアプリを提供していく

IBM Watsonは、人間の言葉を解釈する「自然言語処理」、膨大なデータを元に仮説を立てて検証する「仮説生成」、経験から学習する「学習」を得意としている。例えば検索機能ひとつとっても、インターネット上の情報に加えて自社特有の情報も参照できる。これにより大局的な判断が行える。

また過去の事例が参照できるだけでなく、今後の実現可能性の検証なども可能。宮内氏は「営業、バックヤード、人事、総務、サポートなどあらゆる部門で活用できる。A.I.が究極のアドバイザーとして、あなたのポケットに入る時代がやってくる」とアピールした。