シャープは7月21日、キャニスター型サイクロン掃除機の新モデルとして「EC-VX700」と「EC-LX700」を発表した。EC-VX700は3種類のアタッチメントと低騒音ナイトモード、EC-LX700は2種類のアタッチメントを備える。価格はオープンで、推定市場価格はEC-VX700が80,000円前後、EC-LX700は60,000円前後(いずれも税別)。

左からEC-VX700とEC-LX700

EC-VX700とEC-LX700は、ペットの抜け毛掃除に適した「パワフル一毛打尽(いちもうだじん)自走ヘッド」を搭載するキャニスター型掃除機。コシが強く、幅28cmとワイドな太径ブラシで、ラグマットなどに絡みついたペットの抜け毛をかき取る。ブラシ側面には「スミブラシ」を配置しており、壁際のゴミも逃がしにくい。自走式のため、ラグマットやじゅうたんでも軽い力で操作可能だ。ヘッドは分解でき、回転ブラシカバー、回転ブラシ、ヘッドカバーを水洗いできる。

大型犬の抜け毛をじゅうたん上に散布して掃除

サイクロン部には、従来のサイクロン部の周囲に8つの小型サイクロンを配置した「パラレルフローサイクロン」を採用。内と外の2段階のサイクロンで、微細なゴミを99.9%以上遠心分離できるため、ダストカップ上部のフィルターが不要になった。本体にはプラズマクラスターイオン発生ユニットも搭載し、静電気を抑制。ダストカップ内部へのゴミやホコリの付着を低減できる。

EC-VX700のみ「フッ素加工ULPAクリーンフィルター」を搭載しており、0.3μm以上の微細なホコリを99.999%キャッチできる。49dB(目安として、50dBで静かな事務所、家庭用エアコンの室外機といわれる)の運転音で掃除できる「ナイトモード」も搭載。本体パワーとブラシ回転数を自動でコントロールし、夜間でも周囲に気兼ねなくフローリング掃除できるとしている。布団やソファーの掃除に適した「2WAYベンリヘッド」が付属する。

EC-VX700の本体サイズはW215×D350×H241mm、本体重量は3.1kg。ホースと延長管、吸込口を合計した重量は4.7kg。吸込仕事率は210W~約15Wで、ダストカップ容量は0.25L。カラーはゴールド系で、2WAYベンリヘッドと2段伸縮すき間ノズル、ベンリブラシの3種類が付属する。

EC-LX700の本体サイズはW215×D350×H241mm、本体重量は2.9kg。ホースと延長管、吸込口を合計した重量は4.5kg。吸込仕事率は210W~約40Wで、ダストカップ容量は0.25L。カラーはレッド系。2段伸縮すき間ノズルとベンリブラシが付属する。