「みみやわらかめ」の食パンを作ってみたところ、少々イビツなできあがりながら、フワフワもちもちで日本人好みの食感。味は、バターが入っているからか、口当たりはソフトなのに風味は強い。みみにも適度な弾力があり、これはやみつきになるレベルのおいしさだ。1斤の材料費は約150円ほどで、スーパーの格安パンほどの安さはないが、焼きたてならば500円くらいで売っているパン屋の高級な食パンにも負けないおいしさ。最大13時間までの予約タイマーも利用できるので、朝ごはんの時間に合わせてセットしておけば、翌朝は焼きたてパンを楽しめる。

焼き上がり後は、パンケースを取り出してひっくり返せばスルンとパンが抜ける。10回ほどパンを焼いたが、どのパンもケースに張り付くことなくキレイに取り出せた

焼き色を「ふつう」に設定して焼いた一斤サイズの食パン。形は市販のパンと比較すると少々イビツだが、カリッとした皮で中はフワフワなパンに仕上がっている。パン裏側の、羽根の跡もあまり気にならないサイズ

1斤、1.5斤、2斤のパンを並べたところ。どれも焼き色「ふつう」で焼いたが、サイズが大きいほうがトップの焼き色が濃い。1.5斤サイズが、市販の食パンのサイズにいちばん近かった

焼きたては、パリッとした弾力のある皮と、大きめの気泡でフワフワ、もちっとした中身を楽しめる。日本人好みの軽い食感で、トーストしなくても非常においしい

一方、個人的にはいまいちおいしいと感じられなかったのが「フランスパン風」。説明によると、こちらは「皮がカリッとしたフランスパン風の食パン」。しかし、できあがりはフランスパンというには皮が柔らかく、味も香りも淡泊でそっけないものに感じた。

ほとんどのパンがおいしかったのだが、唯一イマイチと感じたのが「フランスパン風」。中身がパサついていて、あまり風味が感じられなかった