テクニック#5「アイロンを使わず寝押し」

2008年6月発売の東芝のコードレススチームアイロン「TA-FV51」

アイロンは利用時間が短いものの、比較的大きな電力を使う家電。そのため、利用時はできるだけまとめて掛けるとよい。また、低温でもシワが取れやすいナイロンなどから掛けて徐々にアイロンの温度を上げていき、木綿など高温が必要な服は最後に回すのが電気代を抑えるコツだ。また、ズボンやスカートなどは、寝る前に布団の下に敷いて「寝押し」するのも良い。寝押しならば、アイロンの圧力が強すぎたり、当て布を使わずにアイロン掛けすると起きやすい繊維の"テカリ"も防げる。森川家では3分の1を寝押しに切り替え、39円を節約。ただし、ふだんベッドで寝ている人にとっては現実的ではない。
■117円 → 78円
■39円の節約!
■中級編の通算:3,402円
ここまでのテクニック通算:5,067円の節約!

テクニック#6「冷蔵庫の設定を見直す」

2008年10月発売の日立の冷凍冷蔵庫「R-SF45YM」

冷蔵庫は庫内のダイヤルや扉の操作パネルから温度を設定できる。室温の変化や庫内に入れる食材の量に合わせて調節するものだが、近年は冷暖房のおかげで、室温がほとんど変動しない家庭も多い。思い切って「強」から「中」や「弱」に変えてしまおう。食材を詰め込まず、空間に余裕を持たせ、冷気の通り道をしっかり作るのも節電に有効だ。さらに生鮮食品が少ない場合、チルドなどの機能を切るのもいい。森川家ではこれらの工夫により、232円分を節電できた。
■792円 → 560円
■232円の節約!
■中級編の通算:3,634円
ここまでのテクニック通算:5,299円の節約!

テクニック#7「食器洗い乾燥機の乾燥機能を使わない」

2008年9月発売のパナソニックの卓上型食器洗い乾燥機「NP-TM1」

食器洗い乾燥機も消費電力の大きな家電だ。とはいえ、食器の洗浄だけ見ると手洗いよりも水道代やガス代を大きく節約できるのも事実。電気を食うのは乾燥の時だ。例えば森川家で使用している食器洗い乾燥機は、洗浄時に65W、乾燥時に1,100Wの電気を消費。そして乾燥にはだいたい1時間以上かかる。森川家では食器を洗った後、乾燥機能を使わずに布巾で拭き取ったり、自然乾燥させたりして、631円の節電を実現した。
■683円 → 52円
■631円の節約!
■中級編の通算:4,265円
ここまでのテクニック通算:5,930円の節約!