Android 5.0 Lollipopが登場してから約半年、ようやく各キャリアの端末もAndroid 5.0ベースになり、またAndroid 4.x搭載端末にもアップグレードの道筋が示された。一方、低価格で急激に勢力を拡大しているMVNOキャリアが販売するSIMフリー端末についてはどうだろうか。現在の状況をまとめてみた。販売価格は税別表記。

エントリー~普及価格帯

SIMフリーのAndroid端末には1万円から購入できるものもある。LTEに非対応だったり、CPU処理能力やディスプレイ解像度も低いなど、価格なりの性能ではあるが、逆に考えれば、2年くらい前のメインストリーム機種と同等の能力はある。メモリが少ないのでアプリの切り替えはやや遅そうだが、例えば通話とウェブ閲覧、LINEができれば十分といった用途であれば、このクラスがいい。家族の中でもあまりスマートフォンに興味がない人に連絡用に持たせるにもちょうどいいのではなかろうか。

ZTE g01(Blade L3) 販売価格:1万円

ZTE g01(Blade L3)

ディスプレイサイズ 5.0インチ
解像度 854x480ピクセル
CPU MT6582M クアッドコア-1.3GHz
ROM/RAM 8GB/1GB
カメラ画素 500万画素(メイン)/200万画素(インカメラ)
microSD対応の有無 有り(最大32GB)
防水・防塵 -/-
SIMサイズ 標準(デュアルSIM)
無線LAN IEEE 802.11b/g/n(2.4GHzのみ)
Bluetooth 3.0
LTE -
3G W-CDMA 2100(B1)/800(B6)/800(B19)
その他の特徴
取扱いMVNO goo SIMseller(OCNモバイル関連)

ZTEの「Blade L3」ベースの端末。「g01」と書いて「グーマルイチ」と読む。LTEに非対応で3Gのみだが、FOMA、FOMA+のエリアに対応するため、通話エリア自体は非常に広い。「OCNモバイルONE」の音声通話SIMカードとセットで1万円のセットもある。ガラケーからの乗り換えで、主に通話だけできれば十分、というユーザーにはちょうどいい価格帯だ。