台湾ASUSTeK Computerは1日(現地時間)、COMPUTEX開幕前日のプレスカンファレンスにて、Cherry Trail搭載モデルも揃える新タブレットシリーズ「ZenPad」を発表した。日本での提供価格や提供時期などは未定。

「ZenPad」シリーズ。こちらは8型モデルで、Intel Atom Z3580を搭載する「ZenPad S 8.0」では2K QXGA(1,536×2,048)解像度の高解像度液晶を搭載する

「ZenPad」を紹介するASUSのJonney Shih会長。ファッションアイテムとしての側面もある"プレミアム"なタブレットという

「ZenPad」は、同社タブレット製品の中でもプレミアムに位置づけられる新製品。7型の「ZenPad 7.0」、8型の「ZenPad 8.0」およびZ Stylus付きの「ZenPad S 8.0」、10型でオプションのキーボードが付いた「ZenPad 10.1」の3種類をラインナップし、それぞれにWi-Fi版、LTE/3G版を用意する。

このうち、「ZenPad 7.0」と「ZenPad 8.0」には、「Cherry Trail」(開発コード名)世代のIntel Atom、Intel Atom x3シリーズを搭載する。OSはAndroid 5.0(Lollipop)。参考までに、7型モデルの主な仕様は、Wi-Fi版のCPUがIntel Atom x3-C3200/3G対応版がIntel Atom x3-C3230、ディスプレイが7型WXGA(1,280×800ドット)、メモリが1GB/2GB、ストレージはWi-Fi版が8GB/16GB/32GB、3G対応版が8GB/16GB。カメラ機能は国により異なるが、フロントが0.3メガ~2メガピクセル/リアが5メガ~8メガピクセル、バッテリ駆動時間は8時間。本体サイズはW189×L189×8.7mmで、重量は272g。

5.1chサラウンド対応スピーカーを備えた「Audio Cover」は、スタンドとしても利用できる

「ZenPad」シリーズは、カバーも豊富に用意される。バッテリ駆動時間を最大15時間へ伸ばす電源付きの「Power Case」、ファッション性の高い「Zen Clutch」、5.1chサラウンド対応スピーカーを備えた「Audio Cover」など。

豊富に用意される、オプションのカバー類

カンファレンスではこのほか、自撮り向けにフロント/リアそれぞれに13メガピクセルのカメラを搭載した「ZenFone Selfie」をはじめ、ハイスペックな一体型PC「Zen AiO Series」や4K/UHDディスプレイ「ProArt PA329Q」などが紹介された。このZenPadを含め、詳細は別途カンファレンスのレポート記事で紹介したい。