MSIは3日、台湾・台北市で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2014の展示ブースでDDR4対応のIntel X99 Expressチップセット搭載モデルや、USB 3.1ポート搭載モデルなど未発表のマザーボードを公開した。

DDR4に対応したIntel X99 Express搭載マザーボード

Intel X99 Express搭載マザーボード

Haswell-Eの開発コード名で知られる次世代のCore i7 Extreme Editionに向けた製品で、チップセットにIntel X99 Expressを搭載し、DDR4規格のメモリをサポートする。

チップセット周辺

DDR4はDDR3と比較して帯域幅が向上し、高速化したほか電圧を引き下げて省電力化を実現すると見られている。Haswell-Eは2014年後半の投入がすでに予告されているが、これに合わせてメモリメーカーからもDDR4メモリが続々と登場するものと予想されている。

ボード全体

スペック

MSIが展示したIntel X99 Express搭載マザーボードは、メモリスロットが8基でDDR4-2600をサポート。最大で64GBまでメモリを搭載できる。また、拡張スロットはPCI Express (3.0) x16×4、PCI Express x1×2、ストレージはSATA6Gb/s×8、M.2×1、SATA Express×1。このほかインタフェースとしてUSB 3.0×12、USB 2.0×6、GigabitEathernetを備える。

USB 3.1搭載マザーボード

すでに発表済みの「Z97S SLI PLUS」をベースにUSB 3.1コントローラを追加することでUSB 3.1をサポートする。USB 3.1は2013年7月に策定が完了した新規格で、最大転送速度をUSB 3.0の5Gbpsから10Gbpsに引き上げ、高速化を図っている。

Intel X99 Express搭載マザーボード

追加されたUSB 3.1コントローラ

USB 3.1では裏表がなく小型化したType-Cコネクタも現在策定中だが、これに対する対応は未定だという