ガラケーのままスマホライクな操作性を手に入れたタッチクルーザーEX

それじゃあテンキーには何の意味があるのか。実はAQUOS Kでは、タッチでの操作とキーを押す操作を状況に応じて使い分けられるようになっているのである。たとえばメールなどを打つときは、従来のテンキーを使う。一方でウェブの閲覧などはタッチセンサーが有効化され、キーパッド上をなぞることで画面上のポインタを動かすことができるのだ。この機能を「タッチクルーザーEX」と呼ぶらしい。

ノートPCを使っている人は、キーボード下のタッチパッドを思い浮かべてほしい。操作性としてはあれに近い。

スクリーンショットを撮るとポインタが消えてしまったので、直撮りの写真でご覧いただきたい。画面上にマウスポインタのような矢印が確認できるはず。これが「タッチクルーザーEX」がオンになっている状態だ(オンになったときに通知される)。キーパッドの上で指を動かすと、ポインタを自由に操作できるというわけだ。

PCのマウス操作に似たポインタが出現

つまりAQUOS Kは、一見するとガラケーでありながら、スマホやPCサイトをストレスなく閲覧できるのだ。ガラケーでもフルブラウザなどを使うことでPCサイトを表示することはできたが、タッチ操作もマウスポインタもないから、PCやスマホサイトを快適に使うことは難しかった。

一方で、ガラケー用のサイトは年々減少しており、できればスマホやPCサイトをガラケーで快適に使いたいというニーズは多かった。そこでキーパッドをタッチパネル化したAQUOS Kだ。これなら、あくまでも“ガラケー”でありながら、快適にスマホ&PCサイトを閲覧できるのである。