音声と通信同時利用による新サービス

VoLTEの特徴について触れたが、携帯キャリア3社のうち、KDDIが最も豊富なVoLTEサービスを提供する。

KDDIがVoLTEサービスとして提供するのが、各種のシンク機能だ。シンク機能には、「シンクコール」「画面シンク」「カメラシンク」「位置シンク」「手書きシンク」の5機能が発表されており、現在はシンクコールのみが提供され、2月以降、他の4機能が提供される予定。

KDDIのシンク機能

シンクコールは、端的に言えば「音声とデータ通信を同時にできる」機能で、何か目立ったサービスというわけではない。画面上に通話用ウィンドウがポップアップするため、Webサイトや地図閲覧、YouTubeといった通信を行いながら通話できるというものだ。

シンクコールでは、着信時にポップアップで通話アイコンが表示され、通話しながらバックグラウンドのWebサイトの閲覧などがそのまま行える。この通話と通信が同時に利用できるのがコンカレント通信