ソニーは10月7日、身体などに取り付けられるデジタルHDビデオカメラレコーダー「アクションカム HDR-AZ1」を発表した。発売は10月24日。本体のみのパッケージ(HDR-AZ1)と、ライブビューリモコン「RM-LVR2V」が付属するパッケージ(HDR-AZ1VR)の2種類が用意される。いずれも価格はオープンで、推定市場価格はHDR-AZ1が31,500円前後、HDR-AZ1VRが41,000円前後(いずれも税別)。

「アクションカム HDR-AZ1」

従来モデル「HDR-AS100V」との比較

2014年9月に米国で開催された「IFA 2014」で海外発表されていたモデル。2014年2月発表の「HDR-AS100V」と比べてサイズ、重量ともに約30%小型化、軽量化がされている。なお、本製品の発売により2013年9月発表の「HDR-AS30V」は生産終了となるが、HDR-AS100Vは併売される予定だ。

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HDR-AS100V同様に、本体のみでJIS IPX4相当の防滴性能を備えており、雨天のアウトドアなどでの撮影はウォータープルーフケースなしでも行える。一方で、小型・軽量化のために、本体の液晶モニターが小型化されるとともに、従来は本体内蔵となっていたGPS機能が付属のライブビューリモコン(RM-LVR2V)に搭載されることとなった。撮影した動画や静止画の再生や削除も、ライブビューリモコンで操作を行う。

【左】本体側面の液晶モニターは小型化された 【右】GPS機能が内蔵されている付属のライブビューリモコン「RM-LVR2V」

撮像素子のサイズは従来と同じく1/2.3型だが、有効画素数はHDR-AS100Vの約1,350万画素から約1,190万画素となった。画像処理エンジンは「BIONZ X」。レンズは170度の広角撮影が可能なZEISS テッサーレンズを搭載。そのほか、HDR-AS100V同等の手ブレ補正機能やWi-Fi(無線LAN)接続機能やNFC(近距離無線通信)機能を搭載。ライブビューリモコンとの組み合わせで最大5台の同時操作が可能となっている。

主な仕様は、撮像素子が有効1,190万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサーで、レンズの画角が170度、開放F値がF2.8となっている。手ブレ補正機能は電子式(アクティブイメージエリア方式)で、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)/60p、記録形式はXAVC SおよびMP4(いずれもフォーマットはMPEG-4 AVC/H.264)。120p(MP4、1,280×720ドット時)や240p(MP4、800×480ドット時)でのハイスピード撮影も可能となっている。

記録メディアはメモリースティックマイクロ(MARK2)およびmicroSD/SDHC/SDXCメモリーカードが利用可能で、XAVC S記録にはClass10のmicroSDXCメモリーカードが必要。

本体サイズはW24.2×D71×H36mm、質量が本体のみで48g、付属バッテリーと記録メディア装着時で約63gとなっている。

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