製品に追加される機能

続いて、カスペルスキー製品本部の井手さとみ氏が登壇して新製品の概要について説明した。カスペルスキー2015 マルチプラットフォームセキュリティのWindows版、Mac版では1年に1回の頻度でバージョンアップが提供される。Android版では、四半期を目処に随時、バージョンアップが提供されるという。

カスペルスキー製品本部の井手さとみ氏

最新バージョンとなるカスペルスキー2015のWindows版には、Webのぞき見防止、システムウォッチャー、悪質サイト・不正サイトのブロック機能などが追加される。

カスペルスキー2015 マルチプラットフォームセキュリティの特長。Webのぞき見防止、システムウォッチャー、悪質サイト・不正サイトのブロック機能などが追加される

モバイルウイルスが急増

続いてモバイル端末を脅かすウイルスの検知について。同氏によれば、モバイル端末を標的にしたウイルスはここ10年で爆発的に増加しているという。2004年~2010年の期間に見つかったウイルスの数は1,160件だったが、2011年には6,193件に増加。2012年には39,807件、2013年には143,211件にまで膨れ上がった。2014年は、上半期だけですでに175,442件のウイルスを検知しているとのこと。直近では、iCloudから有名人の写真が流出するなどの被害報告もメディアを賑わせた。カスペルスキーでは、Windows向け製品で培った技術をAndroid版など他のOSにも適用。強固なプロテクションを提供していく。

モバイル端末を標的にしたウイルスが、ここ10年で爆発的に増加している