Tegra K1のパワーを生かした水彩風、油絵風ドローイングソフトも

再度、山田氏が登壇しゲーマー向け以外の特長を紹介した。これはGPUパワーを使い、絵の具がリアルタイムで混ざる様子までシミュレーションしたペイントソフト「Dabbler」だ。

スタイラス対応はGPUの処理性能を生かしたペイントソフト「Dabbler」として進化

水彩画では塗った絵の具が重力で垂れる、重ね塗りした絵の具が時間と共に混ざる様子がデモンストレーションされ、油絵は光源の位置に応じた絵の具の立体感やキャンバスの素材を変更すると即座に反映されるなど、Tegra K1のパワーを生かしたものとなっている。

画像左右を見比べると、時間の経過で絵具が垂れる、色が混じるという経過がわかる。ドライヤーで紙を乾かす操作も行えるようになっている

こちらは油絵風。これはムービーで完成までの様子を早送り再生していた

完成データから、キャンバス素材やライティングを変化させてイメージを変えているデモンストレーション

ゲストとして登場した女優の八木のぞみさん

ゲストとして水彩画を趣味にしている女優の八木のぞみさんが登壇し、「絵の具をパレットで自由に混ぜて何色も色を作れる」、「直感的にツールを使えるので初心者でもタブレットでしめる」とコメントしていた。

その後矢戸氏がタブレットの向きで絵の具の垂れる様子が変わることと、色の混ぜ合わせに関してパレット内でペンを右回転追加色が濃くなり、左回転で薄くなる様子をデモンストレーションしていた。

この水彩画風画像が実際にタブレットで書かれた八木のぞみさんの作品

最後に山田氏がSHIELDタブレットは、今日から予約開始で10日から出荷が開始されることと、価格(いずれもオープン:推定価格はタブレット本体が40,000~45,000円、ワイヤレス・コントローラーが8,000~9,000円、カバーが4,500~5,000円[いずれも税別])と案内を行った。

販売は10日からで、すでに予約受付中。価格はすべてオープン。これら3点をまとめたセット販売も発売店舗によっては行われている

タブレットとしても、外部4K表示可能でTegra NOTEで実証済のバージョンアップ体制、そして前面カメラの充実も魅力となっている

ゲーミング特化に加えてGPU性能を生かしたペイントツールが魅力の製品となる

なお、北米では内蔵ストレージが32GBでLTEモデムに対応したモデルが用意されているが、日本国内では内蔵ストレージ16GBでWi-Fi(802.11a/b/g/n)のみが投入される。「LTEモデルに関しては検討中」という回答だった。