具体的なユースケースを想定したデモも披露

エヌビディア ジャパン テクニカルマーケティングエンジニア 矢戸知得氏

具体的な事例に関してエヌビディア ジャパン テクニカルマーケティングエンジニア 矢戸知得氏がデモンストレーションを行った。

まずプレインストールされている「Trine 2」を例に、Androidとして一般的なバーチャルパッドでのデモを紹介した後、SHIELDワイヤレス・コントローラーでより快適に遊べると説明。SHIELDタブレットはフルHDの液晶表示で場所を選ばず家庭用ゲーム機と同等の体験ができ、さらにHDMI接続で大画面のTVに接続すれば据え置きゲーム機同様の利用ができるという(HDMI表示は4Kにも対応するがHDMI 1.4相当なのでフレームレートは30fpsに制限される)。

タブレットゆえにどこでも遊べ、さらに専用ワイヤレス・コントローラーを使えばよりゲームに向く

プレインストールされるTrine 2。本体だけでも左手の脇に見えるバーチャルパッドで操作できるが、これでは少々難しい

専用のワイヤレス・コントローラーがあれば、8型でもフルHDの液晶でゲームコンソール並のゲーム体験が得られる

HDMIケーブルを経由して外部ディスプレイへの出力も可能だ

リビングを想定したデモンストレーションで、画面に表示されているのがゲームハブだ

さらにNVIDIAの「GameStream」にも対応し、Kepler世代以降のGeForce GTXシリーズを搭載したPC上で動作するゲームの画面を、ストリーミングでSHIELDタブレットに配信してプレイすることができる。GameStreamはTegra K1の動画デコードエンジンを多用する関係で、Androidゲームよりも低消費電力でPCのGPU性能をフルに生かしたPCゲームを遊ぶことができるという。

GameStream対応で、120タイトル以上の所有PCゲームをどこからでもプレイ可能だ

デモされたのはGRID 2で、格ゲーよりも遅延がシビアに体感できるから選ばれたとの事

会場裏で動いていたPC。これからステージに配信されていた

発表会後に並べてデモされていた。少なくても自宅のLAN内なら快適に遊べそうだ

また、NVIDIA ShadowPlay機能を使い、Twitchによるゲームプレイ画面の実況中継やゲーム動画のアップロードができる。デモではTwitchの中継とYouTubeへのアップロードを行った。中継のプレイヤー画像や最近流行の「自分撮り(セルフィー)」に対応するために前後とも500万画素のカメラも搭載している。

ゲームプレイを実況。あるいはゲーム動画の投稿にも対応

ゲーム実況サービスはTwitchに対応する。他の実況サイトへの対応は今後検討との事だ