iPhoneを核にした、エコシステムに新たな製品を投入
イベントの最後には、Apple製品との関係も深いバンドU2のパフォーマンスで締めくくりとなった。なお、U2の新アルバム「Songs of Innocence」を、iTunes Storeで無料配信するとの約束を交わす場面もあった。
Appleは、四半期の3カ月間に5000万台を超えるiPhoneを販売するようになった。Appleのビジネスの核がiPhoneであることは疑いようがなく、また最も多くの人にAppleのブランドを届ける原動力になっている。
これまでは、Macを中心としたエコシステムを構築し、iPodやiPhone、iPadはMacとコンテンツやバックアップの面で連携するプロダクトだった。しかしその中心はiPhoneに移り、Macも含めてiPhoneと連携するエコシステムの構築に動いている。その過程で、登場したのがApple Watchである。
さらに、iOS 8で対応するHomeKitやHealthKit、既に対応しているCarPlay、そして今回発表となった決済サービスのApple Payは、前述のiPhoneを核としたエコシステムを、我々の生活で直接的に活用しようとするための機能だ。もちろん、アプリ開発者も、iPhoneのエコシステムの重要なメンバーの一員であることも忘れてはならない。