ソニーは9月8日、ホームシアターシステム「HT-ST5」を発表した。発売は10月31日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は74,000円前後(税別)。

「HT-ST5」

テレビの前に置きやすいバータイプスピーカーと、サブウーファーで構成される7.1chスピーカーシステム。バータイプスピーカーのユニットは、中央部5基がフルレンジ(60mmコーン型)で、左右2基がそれぞれフルレンジ(60mmコーン型)とツイーター(20mmバランスドライブ型)を搭載する。「HT-ST7」「HT-ST3」で採用されている波面制御技術でサラウンドを実現する「SURROUND 1」のほか、観賞者の背後から深く回り込むようなサラウンドを実現する「SURROUND 2」という2つのモードを搭載。SURROUND 1はサラウンドの回り込みが浅くなるが、3、4人での使用に適している。

【左】バータイプスピーカーの内部構造 【中】スピーカーの断面図 【右】「SURROUND 2」では、深い回り込み効果を得られる

また、大音量で使用しにくい深夜などにサラウンドを楽しむのに適した「ナイトモード」を搭載。小音量で再生しても豊かなサラウンド効果を得られるように調整する。そのほか、「TV」「映画」「音楽」などコンテンツによって最適な音場に自動設定してくれる「ClearAudio+」や、Bluetooth接続機能、4K/60P映像のパススルーなどの機能を搭載。NFC(近距離無線通信)機能を搭載するため、対応するスマートフォンなどをかざすだけでBluetooth接続が可能だ。Bluetoothの対応コーデックはSBC、AAC、aptX。

主な仕様は、実用最大出力が40W×7+100W、Bluetooth以外に搭載する接続インタフェースがHDMI入力×3系統、光デジタル音声入力×2系統、アナログ入力(赤白ピン)×1系統、HDMI出力×1系統(ARC)となっている。HDCP 2.2には非対応となっている。

本体サイズはスピーカー部が約W1,030×D120×H120mm(スタンドあり)、サブウーファーが約W242×D407×H355mm、質量はスピーカー部が約6.1kg、サブウーファーが約11kgだ。

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