ソニーは9月3日(現地時間)、ドイツのベルリンで開催される「IFA 2014」のプレスカンファレンスにおいて、デジタルカメラ「レンズスタイルカメラ QX」シリーズとして「DSC-QX30」を発表した。欧州での発売は9月末が予定されているが、日本での発売、価格などは未定となっている。
「レンズスタイルカメラ」は、従来モデル「DSC-QX10」および「DSC-QX100」では「サイバーショット(Cyber-shot)」シリーズとしてリリースされていたもの。液晶モニターなどを省き、アタッチメントでスマートフォンに装着できるようにしたカメラだ。
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DSC-QX30は、光学30倍のズームレンズを搭載するモデルで、全画素超解像ズーム併用時は60倍まで劣化を抑えたデジタルズームを行える。画像処理エンジンは「BIONZ X」に進化。従来モデル比で約3倍となる高速処理性能により、デジタル特有の輪郭強調を抑える「ディテールリプロダクション技術」や、絞り込み時に問題となる「回折低減処理」、被写体を分析してエリアごとに最適なノイズ低減を行う「エリア分割ノイズリダクション」を行う。
そのほか、「ライブビューリモコン」から最大5台のDSC-QX30でシャッター操作、動画記録操作を行える「マルチカメラコントロール」、タッチシャッター、片手での操作に適した新ユーザーインタフェースなどを備える。なお、スマートフォン側の操作で撮影するには専用アプリ「PlayMemories Mobile」が必要となる。スマートフォンとの接続にはWi-Fi(無線LAN)を使用し、対応スマートフォンとであればNFC部にかざすだけで接続設定が可能だ。
主な仕様は、撮像素子が有効約2,040万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサー(裏面照射型)で、レンズが焦点距離25~750mm(35mmフィルム換算時)の光学30倍ズーム、開放F値がF3.5~F6.3、対応感度がISO80~ISO12800(プレミアムおまかせオート時)となっている。
サイズはW68.4×D57.6×H65.1mm、重量は本体のみで約178g、バッテリーとメモリースティック マイクロを含む状態で約193g。