実際のバッテリー駆動時間はいかほど?

タブレットPCにおいて、CPUパワーに次いで気になるのがバッテリー駆動時間だ。ThinkPad 10では、カタログスペックで約10.2時間となっているものの、このカタログスペックというものが目安にはなってもアテにはならないというのは、PC好きには常識である。というわけで、実際のバッテリーの保ち時間を、BBenchによって計測してみよう。

設定は、60秒ごとにWebページを巡回、画面のスリープを回避するためエミュレーションによるキー入力を10秒に1回行なう。現実的に考えると1分ごとにひとつのサイトを見て回るというのはかなりヘビーな使い方であり、普通に使っていればこれより長く保つと思っていいだろう。本体の設定としては、輝度は設定バーの中央で、パフォーマンスを制限して発熱を抑える「冷却モード」をオフにしている。

結果は、8時間3分になったところでバッテリ容量が6%になり、自動的にスリープ状態に入って終了した。カタログスペックの10時間には及ばないが、それでも驚異的な時間動いてくれていたことがわかる。これなら、外出先やリビングなどで使いまくっても駆動時間のことは気にしなくても良いと言える。

また、ACアダプタは縦が約8.9cm、横が約3.4cm、厚みが約2.7cmととてもコンパクトになっているので、万が一を考えて持ち歩く際も場所を取らないのは便利だ。そしてこのACアダプタは、本体に接続する側のプラグが横長になっているのだが、上下を気にすることなく差し込める作りになっている。USB端子などで向きがわかりづらく挿しにくいあのイラつきがなくなるというのはとてもうれしい。

携帯に便利なコンパクトなACアダプタ

電源端子は、上下を気にせず差し込むことができる