フィリップス エレクトロニクス ジャパンは4日、スマートフォンでカスタマイズできるLED照明「Philips Friends of hue(フィリップス フレンズ オブ ヒュー)」2製品を発表した。発売は5日で、全国のApple Store店舗、Apple Online Storeにて販売する。

フレンズ オブ ヒュー ライトリボン

フレンズ オブ ヒュー ブルーム

フレンズ オブ ヒューは、2013年9月に同社が発売した「Philips hue(フィリップス ヒュー)」の拡張製品。今回、「ライトリボン」と「ブルーム」の2製品が発表された。「ライトリボン」は長さ2mのテープにLED照明が散りばめられたもの。好きな長さに切ったり、自由に折り曲げたりすることができる。また裏面がシールになっているので壁などにも接着可能。「ブルーム」は、壁などに向けて光を当てることで間接照明として使用する置き型のLEDライト。

フレンズ オブ ヒューはスマホやタブレットから照明をコントロール可能。同社の「hueブリッジ」(別売)を介して、照明とスマホをWi-Fiでワイヤレス接続し、スマホ用アプリ「Philips hue」から照明を操作する。スマホから色調設定、タイマー設定などを行うことが可能だ。

色調に関しては、1,600万色以上の再現が可能。たとえばスマホで撮った写真から色を抽出し、照明で再現することもできる。アプリには、「くつろぐ」「本を読む」「集中する」「やる気を出す」の4種類からシーンに合わせて明かりを選択する「ライトレシピ」機能も搭載している。

両製品とも価格はオープンだが、市場想定価格は「ライトリボン」が税別10,800円前後、「ブルーム」が税別9,800円前後となっている。なお、「ライトリボン」「ブルーム」を使用するには「フィリップス ヒュー スターターキット」に付属する「hueブリッジ」が必要だ。

「ライトリボン」の消費電力は最大12Wで、平均寿命は12,000時間。「ブルーム」の消費電力は最大8Wで、平均寿命は20,000時間。両製品とも、ワイヤレス通信プロトコルはIEEE802.15.4に対応。動作チャネルは11~26だ。

「ライトリボン」の使用イメージ

「ブルーム」の使用イメージ

「フィリップス ヒュー」シリーズは、照明による空間演出を提案