iOS 8では何が新しくなる?
WWDC 2014における話題の3分の1~半分ほどはOS X 10.10関連になると考えられ、残りの半分または3分の1ほどが「iOS 8」のボリュームに割り当てられると思われる(残りの時間はiLifeやiWork、iCloud関連に割かれると予想する)。
だが、扱いとしては平等ながら、実際に噂や関連情報でネット上で出てくるのは、ほとんどが次期iOSに関するものだ。開発者向けのカンファレンスとはいえ、このあたりの世間の興味と実際の割り当て時間のギャップは面白い。
iOS 8について、大枠では以前に紹介した「iOS 8ではヘルスケア/フィットネスが目玉機能に、iWatch連動も - 海外報道」「iOS 8はUI改善や安定性向上が特徴か、機能追加は小規模」にもあるように、ヘルスケア/フィットネス関連のアプリ機能追加や、iWatchなどの周辺機器連動を想定した改良が目玉になるといわれている。ユーザーインターフェイス部分の改良も進み、iOS 7で導入されたフラットデザインを含むUI全般の見直しが改めて行われる、どちらかといえば地味なアップデートが中心だとみられる。
最近出てきた大きなトピックとしては、iOS 8+iPad利用時に「Windows 8.1のように画面を分割して2つのアプリを同時に表示させる」という機能が新たに追加されるという噂が浮上した。iPadではiPhoneよりも広い画面を持っている一方で、アプリが全画面表示を前提としていることで画面を必ずしも有効活用できているとは言い難く、これをより生産性の高い形で見直していくという意志の表れなのかもしれない。操作性が複雑になることとトレードオフになるのが目下の悩みの種だろう。