OS X 10.10の開発コード名
前述のように、今年のWWDCではまずMavericks後継となるOS X新バージョンのプレビューが行われるとみられる。Apple Insiderでは自社サイトに名称不明の「OS X 10.10」にあたるOSバージョンからの"平日"限定での継続的なアクセスが春頃から続いていることを報告しており、平日・週末を問わずに継続的なアクセスのあるiOS 8と合わせ、これがWWDCで発表されるとしている。
一部では「Syrah」という開発コード名で呼ばれている「OS X 10.10」だが、iOSやiCloudとの親和性をより高めた製品になるといわれる。現状ではまとめができるほどの情報量がないため、このあたりはWWDCのキーノートでの発表を楽しみにしておくといいだろう。
一般に、Appleでは新OSプレビュー(このタイミングで開発者向けベータ版の配布が開始される)が行われてから3カ月ほどで実際の正式配布開始という製品サイクルを採用している。iOSはほぼこのサイクルに則っており、OS Xはそれよりも若干長い傾向がある。実際に、Mavericksは2013年6月上旬に発表され、配布開始は同年10月後半だった。おそらくは、Syrahも前バージョンのリリースタイミングを踏襲することになるだろう。