ラインアップは、大きく変わらず
ここ数年のMacworld/iWorldに出展する企業の顔ぶれは、あまり大きく変わらない。少数の大企業ブースト、大多数のハードウェアやアクセサリベンダー、そしてアプリ開発者の小さなブース群という構成で展示会場がゾーンわけされていた。ただし、2年前、昨年と比較して、出展の顔ぶれは大きく変わっておらず、大きなトレンド感の変化を感じることができなかった点では、やや退屈なイベントだったという感想だ。
大企業ブースには、日本のPFUがScanSnapを紹介しており、スキャンする書籍などを裁断しなくても読み取れる非破壊スキャナScan Snap SV600に注目が集まっていた。また、オーディオ機器のメーカーSennheiserは、iPhoneとのマッチングを考えたカラフルなヘッドフォンMOMENTUM On-Earや、iPadと組み合わせて高品位な音声収録を行うマイクのシリーズなどが展示されていた。
またRain DesignやHenge Docksは、Macをデスクの上に設置するための台やデスク周りのツールを販売しており、通常の価格よりも20%近くの割引が成されていて、購入していくユーザーが多かった。Mac向けにソリューションを用意していたメーカーも、iPhoneやiPadのスタンド、充電台などをラインアップに加えており、ビジネスをモバイルデバイスへとシフトさせている様子も見ることができた。