ソニーからAPS-Cサイズの有効2,430万画素センサーを搭載したミラーレスカメラ「α6000」が登場した。2012年に発売された「NEX-7」「NEX-6」の後継に当たるモデルで、同社ミラーレスの新しい中級機となる製品だ。従来からの進化のポイントは、ファストハイブリッドAFを強化したこと。その実写レビューをお伝えする。

「α6000」

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まずは外観から見てみよう。ボディの基本デザインは、NEX-6やNEX-7を踏襲する。高さを抑えた長方形の本体をベースにして、グリップ部分が大きく突き出たスタイルだ。

背面左上に設けられた電子ビューファインダーの位置や、上下に可動する液晶モニターのチルト機構なども受け継いでいる。製品名から「NEX」の文字はなくなったが、ひと目で同社製品だと分かるお馴染みのデザインである。

背面には、3型92.1万ドットのチルト可動式液晶モニターを搭載。ローアングルやハイアングルからの撮影が快適に行える

ボディ天面には、モードダイヤルとコントロールダイヤルを並列配置。絞りやシャッター速度、露出補正などをダイレクトに調整できる