オーディオテクニカは3月31日、「CKR」シリーズのインナーイヤーヘッドホン「ATH-CKR10」「ATH-CKR9」「ATH-CKR7」を発表した。発売は4月25日。希望小売価格は、ATH-CKR10が40,000円、ATH-CKR9が30,000円、ATH-CKR7が15,000円(いずれも税別)。

世界初の「DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERS」搭載ヘッドホン

左が「ATH-CKR10」で、右が「ATH-CKR9」

ATH-CKR10とATH-CKR9は、世界初のDUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERSを搭載したモデル。DUAL PHASE PUSH-PULL DRIVERSは、2つのダイナミックドライバーを向かい合わせに配置してPUSH-PULL動作を行うもの。駆動力が高く、全域にわたって直線性に優れ、解像度の高いサウンドを実現する。ATH-CKR10とATH-CKR9では、ヨークに純鉄を使用したφ13mmのドライバーが2本搭載されている。

ハウジングはATH-CKR10がチタニウム製で、ATH-CKR9が切削加工したアルミニウム製。低域のバランスを整えるアコースティックレジスターも両機種に採用されている。

再生周波数帯域はATH-CKR10が5Hz~40kHzで、ATH-CKR9が5Hz~35kHz。出力音圧レベルは、ATH-CKR10が110dB/mWで、ATH-CKR9が109dB/mWだ。最大入力は共通で200mW、インピーダンスも共通で12Ωとなっている。ケーブルはY型で、長さは1.2m。ケーブルを除いた質量は、ATH-CKR10が16gで、ATH-CKR9が12g。

ハイブリッドハウジングを採用するATH-CKR7

「ATH-CKR7」

ATH-CKR7は、専用設計のφ14mmドライバーを採用するモデル。大口径ドライバーを受け止めるハウジングは、切削加工したステンレスとアルミ二ウムのハイブリッド構造。不要振動を抑え、クリアなサウンドを実現している。また、ハウジングのステンレス部分と一体型のスタビライザーにより歪が抑えられている。

アコースティックレジスターも採用するが、ATH-CKR10やATH-CKR9とは異なり、低域用と高域用をそれぞれ装備。各音域のバランスを整えている。

再生周波数帯域は5Hz~28kHzで、出力音圧レベルは103dB/mW。最大入力は200mWで、インピーダンスは16Ωとなっている。ケーブルはY型で、長さは1.2m。ケーブルを除いた質量は約10g。