ソニーは2月12日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-HX400V」を発表した。発売は4月4日で、価格はオープンとなっている。推定市場価格は51,000円前後(税別)。

「サイバーショット DSC-HX400V」

光学50倍ズームレンズを搭載し、遠くの被写体も大きく捉えられる高倍率ズーム機。高倍率ズーム時に発生しやすい手ブレ対策としては、2013年2月に発表された「DSC-HX300」同様に2群防振手ブレ補正を搭載。前方に位置する大型の第2ズームレンズ群で手ブレを補正することにより、通常の手ブレ補正より高い補正効果を実現している。

今回のモデルでは、新開発の「インテリジェントアクティブモード」を搭載。同社独自のフレーム解析技術と5軸対応により、動画撮影時にブレの少ない記録が可能となっている。

そのほか、スマートフォンやタブレット端末などと連携可能なWi-Fi(無線LAN)接続機能、撮影位置の情報を画像に付加できるGPS、望遠撮影時にカメラを固定して撮影するのに便利なEVF(電子ビューファインダー)、外付けフラッシュやマイクなどソニー製の多彩なアクセサリを装着できる「マルチインターフェースシュー」を備える。Wi-Fi接続はNFC(近距離無線通信)により対応スマートフォンであればワンタッチで行うことが可能だ。EVFは0.2型・約20.1万ドット。また、EVFを覗くと液晶モニターからEVFへ表示が切り替わる「アイセンサー」も搭載。

主な仕様は、撮像素子が有効約2,040万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、レンズの焦点距離が24~1,200mm(35mmフィルム換算時)、画質劣化を抑えてデジタルズームを行う全画素超解像ズーム利用時の最大倍率が100倍、開放F値がF2.8~F6.3、対応感度はISO80~ISO12800となっている。画像処理エンジンは「BIONZ X」を搭載。なお、「トリルミナスカラー」に対応しており、対応テレビにつなげると広色域の画像を楽しめる。

背面のモニターは約92.1万ドット・3型の液晶方式。記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、microSD/SDHC/SDXCカードが利用可能で、動画の記録形式はAVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)/60pとなっている。バッテリーはリチウムイオン充電池で、撮影可能枚数は約300枚。

サイズはW129.6×D103.2×H93.2mm、重量は本体のみで約633g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約660gだ。

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