ソニーは4月23日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-HX50V」を発表した。発売は5月17日で、価格はオープン。推定市場価格は43,000円前後となっている。

「DSC-HX50V」

ボディが厚さ38.3mmとコンパクトタイプでありながら、光学30倍のズームが可能なモデル。2012年3月に発売された従来モデル「DSC-HX30V」(厚さ34.6mm)の光学20倍ズームから大幅に進化した。同じく30倍ズーム対応の大型モデル「DSC-HX200V」と比べると、容積比で約60%もの小型化がなされている。なお、画質劣化を抑えてデジタルズームを行う「全画素超解像ズーム」利用時は60倍のズームが可能だ。

厚さ38.3mmのコンパクトボディに光学30倍ズームレンズを搭載

ズーム倍率の向上に伴い、手ブレ補正のアルゴリズムを改良。これにより、DSC-HX200Vの約2倍に手ブレ補正効果が向上した。また、AFアルゴリズムの改良もなされており、DSC-HX200Vの約2.3倍という高速AFが可能になっている。

ほかにも、高級機で標準となりつつあるGPS機能や、Wi-Fi(無線LAN)接続機能を搭載。旅先での撮影時に位置情報を付加したり、撮影した画像や動画をスマートフォンに転送してその場でSNSにアップロードしたりできる。

多機能を詰め込んだコンパクト機だが、大容量の(リチウムイオン充電池)「Xタイプバッテリー」採用により、高スタミナを実現。CIPA準拠の撮影可能枚数は約400枚となっている。

そのほか、認識パターンが44パターンに強化された「プレミアムおまかせオート」や、フラッシュ撮影時に自動でISO感度を最適な状態にし、遠くまで明るく撮れる「アドバンスフラッシュ」を搭載。。

主な仕様は、撮像素子が有効約2,040万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、レンズの焦点距離が24~720mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.5~F6.3、対応感度がISO80~ISO12800となっている。背面のモニターは約92.1万ドット・3型の液晶方式。

記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCメモリーカード、microSD/SDHC/SDXCメモリーカードと内蔵メモリ(約48MB)が利用可能で、記録形式は静止画がJPEG(2D)、MPF(3D)、動画がAVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)/60pとなっている。

サイズはW108.1×D38.3×H63.6mm、重量は本体のみで約246g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約272gだ。

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