ソニーは2月27日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-WX300」を発表した。ボディカラーがホワイト、ブラック、レッド、ブラウン、ブルーの5色が用意され、発売はホワイトとブラックが3月15日、ほかの3色が4月5日。価格はオープンで、推定市場価格は33,000円前後となっている。

カラーはホワイト、ブラック、レッド、ブラウン、ブルーの5色がラインナップされる

光学20倍のズームが可能でありながら、ボディが25.7mmの薄さに抑えられた高倍率コンパクトデジカメ。2012年3月に発売された同じ20倍ズーム機「DSC-HX30V」の34.6mmという厚さと比べると、25%もスリムになっている。幅も106.6mmから96mmへ、高さも61.9mmから54.9mmへと10%ずつ減少。重量も254gから166gへと35%の軽量化がなされた。

高倍率ズーム時の手ブレ補正も、強化された新「ピタッとズーム!」が効果的に補正。DSC-HX30Vより手ブレに約2倍強くなっている(望遠端撮影時)。合焦速度も最速で0.14秒と、高倍率宇ズーム機ながら快適なAFが行われる。

わずか25.7mmの薄さながら20倍ズームが可能

2012年発売の「DSC-HX30V」より大幅に小型軽量化が図られている

小型化が図られてはいる一方で、撮影可能枚数は2012年7月発売の「DSC-WX170」から増加。240枚から500枚へと2倍超になっている。

また、スマートフォンの普及を受けて、Wi-Fi(無線LAN)接続機能も搭載。撮影した画像をスマートフォンへ転送できるほか、スマートフォンをリモコン代わりに利用可能だ。

そのほか、認識パターンが44パターンに強化された「プレミアムおまかせオート」や、フラッシュ撮影時に自動でISO感度を最適な状態にし、遠くまで明るく撮れる「アドバンスフラッシュ」を搭載。。

主な仕様は、撮像素子が有効約1,820万画素の1/2.3型Exmor R CMOS(裏面照射型)で、レンズの焦点距離が25~500mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.3~F6.5、対応感度はISO100~ISO12800となっている。

背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式。記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ/XC-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCカード、microSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約48MB)が利用可能で、記録形式は静止画がJPEG(2D)、MPF(3D)、動画がAVCHDおよびMP4、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)/60iとなっている。

サイズはW96×D25.7×H54.9mm、重量は本体のみで約139g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約166gだ。

フォトギャラリー(クリックで拡大とスライドショー)