オリンパスイメージングは29日、マイクロフォーサーズシステム規格に準拠したパンケーキ電動ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」を発表した。ブラックとシルバーの2色を用意。2月下旬より発売し、価格は42,000円。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」(ブラック)

「M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ」(シルバー)

世界最薄となる(沈胴時の長さ。レンズ交換式標準ズームレンズとして)、薄さ22.5mmのパンケーキレンズ。焦点距離は35mm判換算で28~84mm。小型ながらもZUIKO QUALITYの画質を得られるとしている。2段階可変速の電動ズーム機能を搭載し、マニュアルフォーカスとズームが行いやすいように、レンズ周辺にフォーカスリングとズームリングを配置した。

OM-Dシリーズ「E-M10」に装着したイメージ

オートフォーカスシステムには、インナーフォーカス方式の「MSC(Movie & Still Compatible)機構」を採用。高速かつ滑らかで高精度なフォーカシングが可能。静音性も高い。別売りとなるが、レンズの沈胴機構に連動した自動開閉キャップも発売される(5,250円)。

主な仕様は、焦点距離が14-42mm(35mm判換算:28-84mm相当)、最大絞りがF3.5(14mm)-F5.6(42mm)、最小絞りがF22。レンズ構成は7群8枚(スーパーHRレンズ1枚、EDレンズ1枚、非球面レンズ3枚)。絞り羽枚数は5枚(円形絞り)、画角が75~29度、最短撮影距離が0.2~0.25m(ズーム中間域で0.29mの領域あり)、最近接撮影範囲が77×58mm、最大撮影倍率が0.225倍(35mm判換算:0.45倍相当)。フィルターサイズは37mm。本体サイズは最大径が約60.6mm、長さが22.5mm、重量は93g。