ソニーは28日、11.6型で本体厚9.9mmの薄型ボディに、Intel Haswell世代のプロセッサとフルWindows機能を詰め込んだタブレットPC「VAIO Tap 11」の2014年春モデルを発表した。価格はオープンで、店頭予想価格はLTE搭載の「SVT11229EJB」が185,000円、LTE非搭載の「SVT11228EJB」が170,000円前後。発売日は2月22日で、直販CTOのオーナーメードモデルも同時に販売開始する。

「VAIO Tap 11」のブラックモデル

こちらはホワイトモデル

2013年秋冬の従来モデルから引き続き、ソニー「Xperia」シリーズの"オムニバランスデザイン"を採用した薄型タブレット。Haswell搭載でフル機能のWindows PCでありながら、本体のみで重量約780g(最軽量モデル)、付属キーボードを装着しても約1.1kg(同)という軽さが特徴。新モデルでは、店頭モデルでLTE搭載(auの4G LTE対応、本体にSIMを装着済みの状態で出荷)のラインナップを追加したほか、OSをWindows 8.1へアップデートし、無線LANも最新のIEEE802.11ac対応となった。また、ソフトウェア面では新たにAdobe Photoshop Elements 12を標準プリインストールする。

液晶解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。液晶には、広色域の「トリルミナスディスプレイ for mobile」や超改造技術「X-Reality for mobile」、高コントラスト化技術「オプティコントラストパネル」などの高画質技術を採用。付属するデジタイザースタイラスペンは筆圧検知に対応し、摩擦の高低が異なる2種類のペン先も用意し、「VAIO Clip」や「VAIO Paper」など、ペン操作に対応したアプリを搭載。ほか、本体に搭載した赤外線機能で、テレビのリモコンとしても使用できる「VAIOリモコン」、背面カメラで撮影した写真を自動補正しOCR処理も行う「CamScanner」などのアプリも備える。

主な仕様は「SVT11229EJB」と「SVT11228EJB」ともに、CPUがIntel Core i5-4210Y(1.50GHz)、メモリが4GB(オンボード)、ストレージが128B SSD、グラフィックスはIntel HD Graphics 4400(CPU内蔵)。OSはWindows 8.1 64bit版。

インタフェースは、USB 3.0×1(電源オフ時のUSB充電機能に対応)、HDMI出力、ヘッドホン出力、IEEE802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS、NFC、SDメモリカードスロット、ステレオスピーカー、内蔵マイクなど。カメラ機能は、"Exmor R for PC"CMOS採用のフロント92万画素Webカメラと、リア799万画素Webカメラ。ほか「SVT11229EJB」はau 4G LTE対応モジュールとSIM内蔵し、購入後にそのままWeb経由で回線契約を行える。

本体サイズはLTE非搭載の「SVT11228EJB」がW304.6×D188×H9.9mm、重量は約780g(バッテリ含む)で、LTE搭載の「SVT11229EJB」がW304.6×D188×H10.5mm、重量は約830g(バッテリ含む)。キーボードのサイズは共通でW304×D187.4×H4.25mm、重量は約320g。バッテリ駆動時間は共通で約8時間。

直販CTOのオーナーメードモデルでは、Intel Core i7プロセッサや大容量SSDなど上位パーツのほか、下位プロセッサやMicrosoft Officeなしの選択など、低価格の組み合わせも可能。また、CTO限定色のホワイトモデルも用意する。直販時のCTO最小構成価格で119,800円から。