NECパーソナルコンピュータは14日、15.6型ノートPC「LaVie L」の2014年春モデルを発表した。大容量のハイブリッドドライブや、11ac対応無線LANの新搭載が特徴。ラインナップは「LaVie L LL850/RS」と「LaVie L LL750/RS」の2モデル。

価格はオープンで、店頭予想価格は上位のLL850/RSが210,000円前後、下位のLL750/RSが200,000円前後。発売時期は2014年1月中旬。

「LaVie L」は同社製ノートPCのフラグシップシリーズ。2014年春モデルでは、性能と価格帯に合わせた2種類のハイブリッドドライブを、LL850/RSとLL750/RSそれぞれに搭載した。

LL850/RSでは前モデルに続き、1.5TB HDDと32GB SSDを組み合わせたハイブリッドドライブシステムを搭載。SSDはISRT(Intel Smart Response Technology)機能のHDD用キャッシュとして使用する。また、LL750/RSでは1TB HDDに8GB NANDメモリを内蔵したハイブリッドドライブを搭載している。

LaVie L LL850/RS

LaVie L LL850/RSB(クリスタルブラック)。この2種類のハイブリッドドライブは「性能の差はほとんど無く、容量と価格帯に合わせ最適なものを搭載した」という

IPS方式の15.6型フルHD(1,920×1,080ドット)タッチパネル液晶ディスプレイを搭載した上位モデル。前モデルと同様ハイブリッドドライブを採用するが、HDDの容量を1.5TBに増やしている。また、理論値最大867MbpsのIEEE801.11ac(ドラフト)対応無線LANも前モデルに続き搭載する。

上記以外の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4700MQ(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM87 Express、メモリがPC3L-12800 8GB(8GB×1、最大16GB)、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)。OSはWindows 8.1 64bit版。

通信機能は10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0。

主なインタフェースは、HDMI、USB 3.0×5(うち1基はパワーオフUSB充電機能付き)、約92万画素Webカメラ、マイク入力、ヘッドホン出力/ライン出力、SDカードスロット(SD/SDHC/SDXC)など。

本体サイズはW382×D270×H33.1mm、重量は約3.0kg。バッテリ駆動時間は約4.5時間。チルトホイール付きのワイヤレスレーザーマウスや、Microsoft Office Home and Business 2013が付属する。ボディカラーはクリスタルブラックのみの1色展開。

LaVie L LL750/RS

LaVie L LL750/RS

IPS方式の15.6型WXGA(1,366×768ドット)タッチパネル液晶ディスプレイの下位モデル。上述の通り、ストレージとして1TB HDD+8GB NANDメモリのハイブリッドドライブの採用、そして11ac対応無線LANの搭載が進化点となる。

ストレージ以外の主な仕様はLL850/RSと同等だが、本機では駆動時間が6.9時間、重量は約3.1kgとなる。カラーはクリスタルブラック、クリスタルレッド、クリスタルホワイト、クリスタルゴールドの4色。

LaVie L LL750/RSB(クリスタルブラック)

LaVie L LL750/RSR(クリスタルレッド)

LaVie L LL750/RSW(クリスタルホワイト)

LaVie L LL750/RSG(クリスタルゴールド)