続いて、BTOで選択可能なパーツをチェックしていこう。Endeavor Pro8000は650W電源搭載モデルと1000W電源搭載モデルがあり、基本構成時の直販価格はそれぞれ、191,100円(650W)、203,700円(1000W)からとなっている。

CPUは6コア12スレッドのCore i7-4960X Extreme Edition(3.60GHz、TurboBoost時最大4.0GHz)、Core i7-4930K(3.40GHz、TurboBoost時最大3.90GHz)、4コア8スレッドのCore i7-4820K(3.70GHz、TurboBoost時最大3.90GHz)の3種類から選択が可能。

メモリはPC3-14900(DDR3 1866)で4~64GB、グラフィックスはRadeon HD 6570 1GB、GeForce GT 640B 1GB、Radeon HD 7770 1GB、GeForce GTX 770 2GBといったローエンドからハイエンドカードをそろえ、ワークステーション向けのQuadro K600やQuadro K2000Dも選べるようになっている。

試用機のCPUはCore i7-4960X Extreme Edition、メモリはPC-14900 4GBを4枚

試用機のグラフィックスには、ZOTAC製のGeForce GTX 770カードが搭載されていた

選択肢の幅が特に広いのはストレージ。HDD(500GB、1/2TB)やSSD(128/256/512GB)単体のほか、256GBのSSD2台によるRAID 0、1TBまたは2TB HDD2台によるRAID 1、1TB HDD4台によるRAID 10のほか、SSDをキャッシュに使うインテル スマート・レスポンス・テクノロジーに対応した組み合わせもある(64GB SSD + 1TB HDDもしくは2TB HDD)。

試用機のストレージは、256GBのSSD2台によるRAID0構成

OSは最新のWindows 8.1ではなく、あえてWindows 7シリーズを採用。Ultimate、Professional、Home Premiumの各エディションの32bit版と64bit版をそろえている。長く使われているOSだけに、ソフトウェアやハードウェアの動作に不安がないのは大きい。Windows 8/8.1はハイエンドデスクトップPCにはあまり求められてはいないという背景もあるのだろう。

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