米Intelは3日(現地時間)、LGA 2011対応のデスクトップ向けCPUの新製品として、最上位モデル「Core i7-4960X Extreme Edition」を含む3モデルを発表した。アーキテクチャをIvy Bridge世代へと刷新している。最上位モデル「Core i7-4960X Extreme Edition」における1,000個発注時の単価は990米ドル。

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【特集】「Ivy Bridge-E」徹底検証!! - Core i7-4960Xで確かめる最新ハイエンドCPUのパフォーマンス

「Ivy Bridge-E」という開発コード名で知られたCPU。その名の通り、High-K Metal Gateを採用した32nmプロセスのSandy Bridge世代から、Tri-Gateを採用した22nmプロセスのIvy Bridge世代へとアーキテクチャを一世代更新した。プラットフォームは既存のIntel X79 Expressチップセットをそのまま採用する。

Core i7-4960X Extreme Editionの特長

最上位モデル「Core i7-4960X Extreme Edition」のコアとスレッド数は、6コア/12スレッドと従来の「Sandy Bridge-E」モデルと同様だが、Sandy Bridge-Eでは8コアのダイのうち2コアを無効化して最大6コア構成のプロセッサダイとしていたところ、Ivy Bridge-Eの今回の3モデルでは、下記の画像の様にネイティブで最大6コアのプロセッサダイを採用している。

Core i7-4960X Extreme Editionのコア

アーキテクチャの刷新により、Sandy Bridge-Eと比べて日常的な利用用途では4%、3Dゲームでは7%、データ解析では5%、3Dモデリングでは10%のパフォーマンス向上を実現したという。

前世代とのパフォーマンス比較

各モデルのスペックは以下の通りで、すべての製品が倍率アンロック仕様となっている。

製品ラインナップ