CPUやメモリ、HDDなどを自分好みの構成にカスタマイズできるエプソンダイレクトのEndeavorシリーズに、第4世代Core i搭載モデルが登場した。Haswellの開発コード名で呼ばれた第4世代のCore iシリーズは、第3世代に比べ性能とともに省電力性も向上しているのが特徴。対応チップセットも、従来はSerial ATA 3.0を2基しかサポートしていなかったところを6基サポートする。性能に加え機能性が向上したことで、プラットフォーム全体の魅力がアップしている。

Endeavorシリーズには、スリムタワーの「MR4400E」やミドルタワーの「Pro7500」など多種多様なモデルが用意されているが、ここではミニタワーケースを採用した「MR7200」を紹介しよう。

Endeavor MR7200

■[製品名] Endeavor MR7200 試用機の主な仕様 [CPU] Intel Core i5-4670K (3.4GHz) [チップセット] Intel H87 Express [メモリ] PC3-12800 16GB (4GB×4) [グラフィックス] AMD Radeon HD 7770 1GB [ストレージ] 40GB SATA SSD+500GB SATA HDD (Intel SRT) [光学ドライブ] DVDスーパーマルチドライブ [OS] Windows 8 64bit [直販価格] 158,445円 (構成例、6月19日時点)

コンパクトながら拡張性が考慮されたきょう体

Endeavor MR7200はW179×D406×H368mmのミニタワーケースを採用している。フロントパネルは飽きのこないシンプルなデザイン。比較的コンパクトなケースながら、拡張性が十分考慮されていることも本機の特徴だ。2基の5インチベイには光学ドライブ用のフロントベゼルが装備されており、光学ドライブを追加または換装する際に、デザインの不調和を気にする必要がない。左側面には吸気口が設けられ、右側面にはEndeavorのロゴが大きくあしらわれている。

5インチベイを2基、3.5インチベイを1基、3.5インチシャドウベイを3基装備する

試用機には650Wの電源が搭載されていたが、350W電源も選択できる。なお、BTOでグラフックスカードにAMD Radeon HD 7770またはNIVIDIA GeForce GTX680を選択する場合は、650W電源の選択が必須となる。

左側面に吸気口が設けられている

DELTA製の650W電源を搭載

USBポートはリア、フロント合わせて9基を装備。本機にはPS/2接続のキーボードとマウスが付属しており、9基のUSBポートをすべてほかの周辺機器の接続に使うことができるので、その数に不足を感じることはないと思われる。なお、CPU内蔵グラフックス用のディスプレイ出力ポートであるHDMI、DVI-D、Dsub 15ピンは同時出力が可能で、2台または3台のディスプレイによるクローンや拡張ディスプレイ表示に対応する。

フロントインターフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×1、ヘッドホン出力×1、マイク入力×1

リアインターフェースは、PS/2×2、USB 3.0×2、USB 2.0×4、HDMI×1、DVI-D×1、D-sub15ピン×1、有線LAN×1、オーディオポート類

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